子供は薄着でも大丈夫!?正しい薄着について!

パパ育児

子供は薄着で問題ないと聞いたことある方は多いと思いますが、実際に根拠があることで、保育園や幼稚園でも、風邪の免疫力をつけるなど、健康的な体づくりのために冬場でも薄着を実践してます。

今回は、子供が薄着で問題ない理由やメリット、注意ポイントの紹介をしたいと思います。

子供はなぜ薄着でも問題ないのか?メリットは?

昔の子育ては、「とにかく身体を温めた方がよい」「厚着をさせた方がよい」と言われていたこともありました。
このように言われていた理由としては、昔の建物や暖房器具では家の中は寒く、医療体制の不足もあって、赤ちゃんが風邪をひいて重症化することもあったためだと考えられます。でもこれは、現代では当てはまりません。

ただ一方で、「薄着をした方が寒さに強くなる」「寒さを克服して身体を鍛える」という考え方も昔からあります。しかし、これは精神論的な考え方だといえます。

子供を薄着にさせることでのメリットについて以下のようなことがあります。

子供の体温調節機能を育てる

大切なのは、子供が「自分自身で体温を調整する力」を育てることだと言われています。
これは、冬だけでなく、夏についても同様です。

冬に暖房を効かせすぎたり、夏に冷房を効かせすぎたりすると、子供が自分で体温を調整して外気温に適応する力が弱くなってしまいます。

特に、体温調整には「汗」をかくことが大切ですが、汗をかくための「汗腺」の数は、赤ちゃんの頃から幼少期までに決定すると言われており、この時期に汗をかかせないと、汗腺が未発達で体温調整が出来ない子になる恐れがあると言われています。

そうはいっても、夏にエアコンを一切付けずに子どもに汗をかかせるのは、熱中症などの危険もあり、かえって健康を損なう可能性も考えられますので避けましょう。

適切な温度でエアコンを使用するよう心がけましょう。

子供の身体の動きを活発にする

子供の成長という面から見ると、「活発に動き回れる」ということも大切です。

手足を動かして遊ぶことは、子供の運動能力はもちろん知能の発達にも繋がります。そのためにも、できるだけ「活発に動きやすい環境」を作ってあげることも大切です。

このとき、室内温度が低すぎると、身体が縮こまってしまい、活発な活動がしにくくなります。「寒さに耐える」ことにエネルギーを使ってしまい、心も身体も固まってしまうのです。また、もこもこと厚着をさせることも、身体を動かしにくくなります。

冬の室内はある程度温めてあげて、子どもが活動的になれる環境を作ってあげる方がよいのです。

自律神経が強化される

自律神経は生命活動を維持するために必要な神経で、眠っているときの呼吸や心臓の動き、暑いと汗を掻くなどの体温調節をコントロールしています。自律神経の機能に支障をきたすと、子供も大人と同様に、貧血、頭痛、冷え性、低体温、下痢や便秘などの体調不良が起こりやすくなります。

薄着で過ごすことにより、皮膚は暑さや寒さを敏感に感じやすくなります。血管の収縮・拡張を繰り返し、体の体温調節機能が養われると、自律神経のバランスが発達していきます。

逆に言えば、普段から厚着をしていると、皮膚の感覚が鈍くなり、本来なら寒いときに体を温めようと働いてくれる自律神経の働きも鈍くなってしまうのです。

薄着の注意点

薄着にすることのメリットはありますが、子供を薄着にさせるときの注意点もあります。

注意点も確認したうえで日々過ごしましょう。薄着にさせるときの注意点は以下になります。

肌着はきちんと着せる

肌着はきないと必要な体温が逃げてしまい、冷えを感じてしまいます。肌着を着てお腹や背中を覆い、しっかり体を保温しましょう。

また、背中には内臓につながるつぼがたくさんありますので、背中の大きく空いたシャツは着せないようにしましょう。

服の枚数は徐々に減らす

子供は薄着が良いとはいえ、厚着だったところから急に1枚だけになるなどすると、風邪を引いてしまう原因になります。

1枚だけ服を減らしたり、薄い服に変えたりして、様子を見ながら薄着にしてあげると良いでしょう。

首、手首、足首は重点的に温める

冬の外出時には、神経が集中し、寒さが感じやすい、首、手首、足首の「首」がつくところを温めましょう。

マフラーや手袋、レッグウォーマーなどで体の冷え過ぎを防ぐことが大切です。

また、厚手の服に頼るよりも、薄手の服を重ねて着るほうが空気の層ができるため温かく、後で脱ぎ着して体温調節できるためオススメです。

まとめ

薄着にすることで得られるメリットがありますので、子供の様子を見ながら、薄着で過ごさせて健康的な体作りをしていきましょう。

ただ、無理させたり、薄着が良いからといって暖房器具や、夏場に関してエアコンを使用しないなど、逆に体調不良を招いてしまうことになりますので、その点は気をつけて過ごすようにしましょう。

無理のない範囲で、外で遊ばせて体温調節機能の発達および自律神経の発達を促すことがよさそうですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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