赤ちゃんはちょっとしたことで泣いたりすることが多いですが、そんなときにおしゃぶりを咥えさせると、ピタッと泣き止むことができて便利です。
ただ、歯並びに影響するという話を聞いたことがあり、心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、おしゃぶりのメリットやデメリット、使用可能時期について紹介したいと思います。
おしゃぶりはいつから使用可能?いつまで使用してOK?
おしゃぶりは新生児から使用可能です。赤ちゃんは、授乳時と同じように何か咥える状況になると安心すると言われています。そのため、おしゃぶりを咥えさせると赤ちゃんは安心します。
おしゃぶりを使ってよい期間は、乳歯が生えそろう前までといわれています。おしゃぶりを使うと噛み合わせに悪い影響があるとされていますが、この頃までであれば、歯並びや、あごへの影響はあまりないとされているためです。
しかし、乳歯が生えてくる1歳半以降になると、おしゃぶりを使うことで嚙み合わせに悪影響をおよぼす場合があります。なるべく1歳半以降は、おしゃぶりの使用をやめるようにしましょう。
おしゃぶりのメリット
- すぐに泣き止む
- 気持ちが落ち着く
- 寝つきがよくなる
- パパ、ママの育児のストレスが減る
- 赤ちゃんが指しゃぶりをやめる
赤ちゃんは「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」があるので、口の周りにふれたものに吸いつこうとします。おしゃぶりをくわえるのも、この吸啜反射によるものです。従って、おしゃぶりをくわえると、赤ちゃんは静かになって泣き止んでくれます。
また、赤ちゃんの機嫌が悪い状態が続くとついイライラしたり焦ったりしてしまうものですが、おしゃぶりで機嫌がよくなればストレスなく育児をすることができます。
おしゃぶりのデメリット
- 習慣になりやすい
- 長い時間使うと嚙み合わせが悪くなる
- 言葉を発する機会が少なくなる
- パパ、ママからの赤ちゃんへの言葉かけが減ることがある
泣いている赤ちゃんをすぐに泣き止ませるメリットがありますが、癖になってしまい、長時間使っていると、前歯にすき間が開いて嚙み合わない「開咬」や、出っ歯になる「上顎前突」、上の歯の間隔が狭くなって嚙み合わせが悪くなる「交叉咬合」という症状が出ることがあります。
また、赤ちゃんが泣いたらとりあえずおしゃぶりで静かにさせてしまうと、パパやママと赤ちゃんのコミュニケーションの機会が減ってしまう可能性があります。
まとめ
おしゃぶりの活用はメリット、デメリットあるため、きちんと理解したうえで活用しましょう。
全く使用していけないわけではないため、状況みながら上手く活用し、ストレスのなく育児ができるようにパパとママで協力していきましょう。
おしゃぶりの使用で気になることがある場合は、かかりつけの小児科や小児歯科に相談してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。