「魔の3ヶ月」って聞いたことあるけど魔の3ヶ月って何?
泣き止まないときの対処法についても知りたい!
「魔の3ヶ月」って知ってますか?
子育てを行ったことがあるパパやママなら聞いたことがある言葉かもしれないですが、初めての育児を行う方はなかなか聞いたことがない言葉かもしれないですね。
魔の3ヶ月とは、赤ちゃんが生後3ヶ月頃から急にぐずることが増えたり、何をしても泣き止まなくなったりすることをいいます。
なぜ、生後3ヶ月の赤ちゃんがぐずり、夜泣きが増えるのか理由について紹介したいと思います。
魔の3ヶ月とは
生後3ヶ月頃になると、急にご機嫌な時間が減りとにかく泣くことが増えたり、泣き方が激しくなったりして、ママやパパを困らせることがあります。これが「魔の3ヶ月」です。
ママから離れると泣いてしまう、常に抱っこしていないと泣いてしまうなど、ママから離れることに不安を感じ始めるのも魔の3ヶ月の特徴です。
ただし「魔の3ヶ月」という言葉は医学的な用語ではなく、ママ・パパの経験から生み出された言葉です。3ヶ月になったら必ず始まるわけではなく、タイミングや程度には個人差があるようです。
魔の3ヶ月の原因や理由
魔の3ヶ月の明確な原因については分かっておりませんが、考えられる原因や理由としては、以下の3つがあげられます。
変化に戸惑っている
生後3ヶ月になると、首がすわるようになったり、音の鳴るほうを見たり、自分の手でおもちゃをにぎったりできるようになります。生後1〜2ヶ月に比べて、格段に成長し、発達している時期です。日々、新しくできることが増えていくので、その変化に驚き、戸惑っている可能性があります。
ぐずりが出やすい時期「メンタルリープ」
「メンタルリープ」という赤ちゃんの知能や心が飛躍的に発達する特定の時期の影響かもしれません。赤ちゃんの脳の成長に合わせて、決まった時期にぐずったり、泣いたりしやすくなる「メンタルリープ」は、生後20ヵ月の間に10回訪れるといわれています。
「メンタルリープ」が訪れる時期は、次のとおりです。
1回目(5週目)
2回目(8週目)
3回目(12週目)
4回目(19週目)
5回目(26週目)
6回目(37週目)
7回目(46週目)
8回目(55週目)
9回目(64週目)
10回目(75週目)
生後3ヶ月は、3回目のメンタルリープに該当します。寝ぐずりや激しく泣くのは、メンタルリープが影響しているのかもしれません。
この時期の赤ちゃんは、五感から伝わる情報の捉え方が変わり、光景や音、感触などの移り変わりが分かるようになります。頭の中が整理されて、物事の変化が点から線で捉えられるようになっていきます。さらに生後3ヶ月の赤ちゃんは体も発達し、首がすわり始めると見える範囲が広くなります。
このように、赤ちゃんは生後3ヶ月頃に見える世界が一変します。そしてそのことに動揺し、ぐずりや夜泣きが増えるようになると考えられます。
感情表現をしている
生後3ヶ月になると、感情表現ができるようになります。甘えたような泣き声を出したり、不快なことがあったり寂しかったりすると泣くことで表現するようになるのもこのころです。
多くの感情を泣くことで表現するので、この時期の赤ちゃんは泣くことが多くなると考えられます。
先輩ママたちの泣き止ませ術!
成長している過程と分かっていても泣き止まないのは辛いですよね。
他のママたちが実際に行っている泣き止ませ術について紹介したいと思います。
泣き声にあわせて相槌を打つ
ギャン泣きでなければ、泣き声に合わせて相槌をうつと泣き止みます。うわぁぁー!と泣くたびに、目を見て「うんうん」と声を出して大げさに頷いている間に泣き止み、最後には笑顔になります。
ママの優しい相槌が、赤ちゃんの不安な心を包み込んでくれるのかもしれません。
魔の3ヶ月の時期の赤ちゃんは不安でいっぱいなので、目をみながら共感してあげてみてくださいね。
リズムよくおしりをポンポン
赤ちゃんを抱っこして、おしりをボンゴみたいにリズム良くポコポコ叩くと機嫌が直ります。
一定のリズムは、赤ちゃんにとって安心感と心地良さを生みます。叩きすぎるのはNGですが、リズム良くポンポンしてみてあげてくださいね。
動画で撮影して赤ちゃんに見せる
赤ちゃんが泣いているときに携帯電話で動画を撮影し、泣いている最中にその動画を見せると、100%泣き止みます。
鏡を見せると泣き止む赤ちゃんもいますが、それに似て撮影した動画も効果があるようです。
なんだろう…と興味を引かれて気分が変わるのかもしれませんね。
リズムに乗りながら抱っこする
パパにDJのフリをしてもらいながら音楽をかけ、ママが抱っこしながら揺れる!
ゆらゆらと揺らしたり、リズムを刻んだりする動きが、赤ちゃんの眠りを誘うようです。
抱っこをしているママが好きな音楽を聞いてリラックスできていると、赤ちゃんもより安心できるのかもしれません。
出典:https://192abc.com/387556?rel=papaninaru-ios
魔の3ヶ月を過ぎた赤ちゃんの変化
魔の3ヶ月を乗り越えると、光景や音、味や匂い、そして感触の移り変わりなど、身の回りの変化を感じ取れるようになります。
さらに赤ちゃん自身も、自分の体を少しずつコントロールできるようになり始めます。
具体的には次のような成長がみられます。
具体的な成長
- スムーズに顔を横に向ける
- 興味のあるものを目で追う
- 声の大きさや高低をなめらかに変える
- 人や物が近づいたり離れたりすることが分かる
この時期を過ぎた赤ちゃんは、興味のあるものに手を伸ばしたり、声のトーンを変えたり、見たいものがある方向に体を動かしたり。コミュニケーションをとれることが増えていきます。
まとめ
魔の3ヶ月は、子供が成長している過程でのことなので嬉しいですが、毎日の育児を行っていると分かっていても辛いこともありますよね。そのためにも、周りの助けてくれる方や外部のサポートも活用しながら無理せず、ぎゅっと抱きしめたり抱っこをしたりして赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。