離乳食に慣れてくると、「自分で食べたい!」という気持ちが芽生えて、スプーンやフォークに興味を持つ赤ちゃんも多いですよね。
「でも、いつから持たせたらいいの?」「どうやって練習させればいいの?」と悩むパパママも多いはずです。
この記事では、赤ちゃんのスプーン・フォーク練習について、始める時期や具体的な練習方法、そして練習を成功させるためのコツを紹介します。
赤ちゃんはスプーン・フォークをいつから使えるの?
赤ちゃんがスプーンやフォークに興味を持ち始めるのは、生後9〜10ヶ月頃です。この時期には、親指と人差し指で小さな物をつまむ「指先つまみ」ができるようになり、自分で物をつかむ楽しさを覚え始めます。
「手づかみ食べ」が大切!
スプーンやフォークの練習を始める前に、必ず通ってほしいステップがあります。
それは、「手づかみ食べ」です。
手づかみ食べは、ただ単に食べ物を手でつかむだけではありません。赤ちゃんは手づかみ食べを通して、以下のようなことを学びます。
- 食べたいという気持ちを育む
- 食べ物の温度や感触を知る
- 適量や食べるペースを覚える
離乳食の進み具合にもよりますが、生後9ヶ月〜1歳5ヶ月頃に赤ちゃんは手づかみ食べを始めます。スプーン・フォーク練習の第一歩として、まずは思う存分手づかみ食べをさせてあげてくださいね。
スプーン・フォークの具体的な練習方法と進め方
手づかみ食べで食べる楽しさを十分に経験したら、いよいよスプーン・フォークの練習を開始します。
まずは、食べこぼし対策をしっかりしてから始めましょう。
食べこぼし対策におすすめの便利グッズ
商品名 | おすすめポイント |
---|---|
長袖タイプの食事用エプロン | 服が汚れる心配がないので、後片付けが楽になる |
シリコン製のランチョンマット | テーブルにピタッとくっついて食器がずれにくい |
床に敷く新聞紙やレジャーシート | 汚れてもサッと捨てられるので掃除が楽になる |
練習手順
- パパやママが手本を見せる:普段と同じように、まずはパパ、ママがスプーンで食べさせてあげましょう。
- スプーンを持たせてみる:食べ物を適量のせたスプーンを赤ちゃんに渡し、しっかり持たせます。
- 一緒に手を持って運んであげる:パパ、ママが手を添えて、赤ちゃんと一緒にスプーンを口まで運んであげましょう。
- 見守る:慣れてきたら、手を添えずに赤ちゃんが自分で口に運べるように見守ります。
最初はうまくできなくても大丈夫。こぼすのは当たり前です。焦らず、優しく見守ってあげることが大切です。
スプーン・フォーク練習を成功させる3つのコツ
- 食べ物の大きさや硬さを工夫する:赤ちゃんが一口で食べられる大きさや、スプーンですくいやすい、フォークに刺しやすい硬さの食べ物を用意してあげましょう。
- 食べる姿勢を整える:足がブラブラしないように、ベビーチェアの高さや足置きの位置をしっかり調整しましょう。良い姿勢は、スプーンやフォークを上手に使うための土台になります。
- 「食事の時間」に集中できる環境を作る:おもちゃやテレビを片付け、食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
離乳食スプーン・フォークの選び方
スプーン・フォークは、赤ちゃんの成長段階や口の大きさに合ったものを選んであげましょう。
離乳食初期〜中期
- やわらかいシリコン素材
- 口当たりの良いなめらかな素材
離乳食後期〜完了期
- 赤ちゃんが持ちやすい柄の短いタイプ
- 食べ物をすくいやすい形
- フォークは先端が丸く、刺しやすいタイプ
まとめ
スプーンやフォークを上手に使えるようになるには、時間がかかります。持ち方や食べ方にこだわりすぎず、「自分で食べるって楽しいね!」という気持ちを育んであげることが何よりも大切です。
*こぼしても大丈夫」「汚れても大丈夫」という気持ちで、温かく見守ってあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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