でも、「あれ?うちの子、歩き方おかしいかな?」って心配になること、ありますよね。特に多いのが内股歩きです。
「このままで大丈夫かな?」「病院に行った方がいいのかな?」って不安に感じているパパ・ママも多いと思います。
そこで今回は、お子さんの内股歩きについて、原因から家庭でできる対処法、そして病院に行くべきタイミングまで、わかりやすく解説していきます。
子供の内股歩き、これって大丈夫?
まず、お子さんの内股歩きを見て、「大丈夫かな?」と思う前に知ってほしいことがあります。
実は、赤ちゃんの脚は、生まれた時からO脚であるのが一般的なんです。
成長とともに少しずつ変化していくんですよ。
年齢 | 脚の形 |
---|---|
生後〜1歳半頃 | O脚 |
2歳半頃 | X脚 |
その後 | 大人のような安定した形へ |
これは、あくまで目安です。お子さんの成長には個人差があるので、焦る必要はありません。
だいたい2〜3歳くらいまでO脚なのは、まったく問題ないので安心してください。
内股の原因は?
お子さんの内股歩きの原因は、大きく分けて2つあります。
1. 生理的な成長過程によるもの
ほとんどのお子さんの内股は、この生理的な成長過程の途中に生じるものです。
体の成長とともに自然に治っていくので、特に治療は必要ありません。
2. 病気が原因のもの
まれにですが、骨の異常による病気(ブラウント病、くる病など)が原因の場合もあります。
「え、病気!?」って驚くかもしれませんが、心配しすぎる必要はありません。
ただ、あまりにも頻繁に転ぶ、歩くときに痛みを訴えるなどの気になる点がある場合は、一度専門家に見てもらうと安心です。
病院に行くべきタイミングは?
多くの場合は自然に治る内股ですが、「これは病院に行った方がいいかな?」と迷うこともあるでしょう。
下記のような症状が見られる場合は、迷わず整形外科を受診しましょう。
- あまりにも頻繁に転ぶ
- 歩くときに痛みを訴える
- 左右の脚の形に明らかに違いがある
- 他の子と比べて、明らかに内股がひどい
病院では、レントゲン検査などで骨の状態を詳しく診てもらい、病気の可能性がないか確認してもらえます。
万が一、病気が原因だったとしても、早期発見・早期治療が大切です。
家庭でできる!簡単ストレッチ方法
「自然に治ると言われても、何かしてあげたい」というパパ・ママも多いですよね。
そんな方のために、家庭で簡単にできる内股改善ストレッチをご紹介します。
O脚の場合のストレッチ
O脚を改善するためには、骨盤を正しい位置に戻すことが大切です。
- 横座りや女の子座りを避ける
- あぐらを意識的にさせる:お尻の下にクッションやタオルを敷くと、より効果的です。左右の脚が交互に上になるように、時々組み替えましょう。
- 左右反対の靴を短時間履かせる:これは少し変わった方法ですが、短時間であれば効果があると言われています。
X脚の場合のストレッチ
X脚の場合は、女の子座りがおすすめです。
- 女の子座り:1日30分程度、無理のない範囲で毎日続けると効果的です。骨盤の中間部分がストレッチされ、内股改善につながります。
まとめ
お子さんの内股は、ほとんどが成長とともに自然に回復していくものです。
過度に心配しすぎる必要はありません。
ただ、あまりにも転びやすい、本人が気にしているなどの場合は、これを機会に正しい歩き方や姿勢を教えてあげる良いチャンスと捉えましょう。
親子で一緒にストレッチをしたり、正しい姿勢を意識したりすることは、お子さんとの素敵なコミュニケーションにもなります。
お子さんの成長を温かく見守りながら、できることから少しずつ始めてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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