赤ちゃんの成長ってあっという間ですよね。ついこの間生まれたばかりだと思っていたのに、気づけばもうすぐ1歳!生後11ヶ月の赤ちゃんは、ますます活動的になって、毎日新しい発見の連続です。
「うちの子、ちゃんと成長してるかな?」 「最近、こだわりが強くなってきたけど、これって普通?」
そんな風に思っているパパ、ママもいるかもしれませんね。
今回は、そんな生後11ヶ月の赤ちゃんの気になる成長や、育児のポイントなどを紹介したいと思います。
生後11ヶ月の赤ちゃん、身長・体重はどれくらい?成長の目安をチェック!
生後11ヶ月の赤ちゃんは、個人差はありますが、だいたいこんな感じに成長しています。
性別 | 身長 | 体重 |
---|---|---|
男の子 | 69.4~78.5cm | 7.51~10.82kg |
女の子 | 67.4~76.7cm | 7.02~10.27kg |
厚生労働省の成長曲線によると、男女ともに10kgを超える子も出てくる時期です。
体重の増加について気になる方も多いと思いますが、この時期は、ハイハイやつかまり立ち、つたい歩きなどで運動量がグンと増えるので、その分、体重の増え方が緩やかになるのはよくあることです。極端に体重が減ったり、活気がないなどの様子がなければ、見守ってあげて大丈夫です。
大切なのは、成長曲線に沿って少しずつでも大きくなっているか、機嫌よく過ごせているか、ということです。成長は一人一人違いますから、焦らずその子のペースを大切にしてあげましょう。
動きもコミュニケーションも活発に!生後11ヶ月の成長ポイント
生後11ヶ月の赤ちゃんは、本当に毎日が成長の宝庫!どんなことができるようになるのか、見ていきましょう。
身体発達の驚き!ハイハイから「あんよ」への第一歩
- 伝い歩きマスター:家具などにつかまって、スイスイ移動できるようになります。
- 一人で立てるかも:短い時間なら、補助なしで一人で立てる子も出てきます。
- 指先が器用に:ふたの開け閉め、マグカップを持って飲む、リモコンのボタンを押す、絵本のページをめくる、なんてことも得意に。
感情も表現力も豊かに!コミュニケーションがもっと楽しく!
- 自己主張が強くなる:「イヤなものはイヤ!」と、身振り手振りでアピールすることが増えます。
- 言葉の理解が進む:「おいで」「ありがとう」といった簡単な言葉を理解し始めます。
- 指さしで教えてくれる:「これ、なあに?」と聞くと、指さしで答えてくれることも。
- 「パパ」「ママ」発言も!?」:意味のある言葉を少しずつ話すようになります。
言葉にならない喃語(なんご)でも、赤ちゃんが何か話しかけてくれたら、ぜひたくさん相づちを打って返事をしてあげてください。パパやママとの会話が、赤ちゃんの言葉の発達をグンと促してくれます。
生後11ヶ月の育児のコツ!「見守る」姿勢が大切
この時期の育児、いくつかポイントがあります。
「もうすぐ歩くかも?」ファーストシューズの準備は?
まだ伝い歩きでも、焦る必要はありません。1歳までに一人立ちできる赤ちゃんは全体の半分くらい。その子のペースで見守ってあげましょう。
もし、「そろそろ歩きはじめるかな?」と感じたら、ファーストシューズを準備して、靴に慣れさせていくのもオススメです。
好奇心の芽を伸ばすおもちゃ選び
指先を使った遊びは、集中力を養うのにぴったり。
- 積み木
- 型はめパズル
- ひも通し
など、指先を細かく使うおもちゃを選んでみてください。
誤飲にはくれぐれも注意!
何でも口に入れてしまう時期なので、タバコやママのアクセサリーなどの小さな金属類は、必ず赤ちゃんの手の届かない場所に保管しましょう。
離乳食も終盤戦!食べる量や硬さ、気になるあれこれ
生後11ヶ月頃の離乳食は、いよいよ3回食がメインになります。離乳食から摂る栄養が全体の6~7割を占めるようになるので、しっかり食べさせてあげたい時期ですね。
離乳食の量と固さの目安
バナナくらいの固さのものが噛んで飲み込めるようになったら、徐々に大人の食事内容や時間に近づけていきましょう。
食材 | 1回あたりの目安量(9~11ヶ月頃) |
---|---|
軟飯・ご飯 | 80~90g(子供茶碗に軽く1杯) |
野菜・果物 | 30~40g |
たんぱく質(いずれか1品) | 魚15g、肉15g、豆腐45g、(全卵)1/2個/乳製品80g |
食べムラや好き嫌いがあっても大丈夫!
この時期は、食べムラや好き嫌いが出てくることも珍しくありません。レシピや味付け、大きさ、硬さを工夫してみると、食べてくれるようになることもありますよ。
大事なのは、「赤ちゃんが食事を楽しめているか」ということ。無理強いせず、赤ちゃんのペースに合わせてあげてくださいね。
手づかみ食べで食べる意欲を育む!
この時期の赤ちゃんは、手づかみで食べる経験を通して、食べ方や噛む力を学んでいきます。少しであれば油も使えるようになるので、焼いたり炒めたりと、レパートリーも広がりますね。
授乳とミルク、睡眠時間と生活リズムはどうする?
授乳・ミルクはそろそろ卒業?
- 母乳:1日2~3回
- ミルク:1日500mlが目安です。
離乳食をしっかり食べているなら、授乳は食後に与えてもOK。フォローアップミルクに切り替えたり、卒乳を検討し始めるのもこの時期です。
ただ、焦って卒乳する必要はありません。まずは離乳食が安定して食べられることを優先してあげましょう。
睡眠時間と夜泣き対策
生後11ヶ月の赤ちゃんは、1日11~13時間程度眠るのが理想。午前か午後に一度だけ昼寝をして、夜はまとめて眠れる子が多くなります。
- 生活リズムを整える:毎日決まった時間に離乳食を摂り、お昼寝、入浴、就寝という流れを作ることで、体のリズムが整っていきます。
- 夜泣きは一時的なもの:1歳半頃までには落ち着くことがほとんどなので、安心してください。パパや家族、一時保育などを頼って、ママも積極的に休息をとりましょう。
ぐっと楽になる「生活リズム」!遠出も楽しもう!
この時期になると、大人に近い生活リズムが整ってくる子がほとんど。
朝6~7時頃に目覚め、離乳食。午前中は公園や児童館などで体を動かし、12~13時にお昼ごはん、そしてお昼寝。夕方は穏やかに過ごし、17~18時頃に入浴、20時くらいに就寝、というのが理想的なサイクルです。
生活リズムが整うと、育児が少し楽になったと感じるパパ、ママも多いはず。安定したリズムは、少し遠出のお出かけもしやすくなるので、ママのリフレッシュにもつながります。
自己主張は「成長の証」!しっかり受け止めてあげよう
生後11ヶ月の赤ちゃんは、「イヤ!」や「これ欲しい!」といった自己主張が強くなってきます。
- 気に入らないとぐずったり
- 嫌いな食べ物を食べなくなったり
- おもちゃを取り上げると暴れたり
こんな行動も増えるかもしれません。
これは、赤ちゃんが「自分の要求を伝えたいのに、うまく言葉にできない」という葛藤を抱えている証拠です。「○○ちゃんは、こうしたかったんだね」と、赤ちゃんの気持ちを言葉にして代弁してあげることで、赤ちゃんは「わかってもらえた!」と感じ、安心します。
もちろん、危険なことやダメなことに対しては、「ダメなものはダメ」と根気強く教えていくことも大切です。メリハリをつけることで、社会のルールを少しずつ学んでいきます。
まとめ
生後11ヶ月は、もうすぐ1歳という節目を迎える大切な時期。身体も心も大きく成長し、毎日が驚きと感動の連続ですよね。
時には手を焼くこともあるかもしれませんが、この自己主張や活発な動きは、すべて赤ちゃんの素晴らしい成長の証。残り少ない0歳ライフを、ぜひ親子でたくさん楽しんでください。
残り少ない0歳ライフを楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント