赤ちゃんの手づかみ食べはいつから始めればいいのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
成長していく中で、手づかみ食べをする時期は出てくると思いますので、その時期がいつ頃になるのか、手づかみ食べを行うことでメリットになることはあるのかについて紹介したいと思います。
手づかみ食べはいつから始まる?
離乳食後期の生後9ヶ月〜11ヶ月頃に、手づかみ食べを始めていることが多いです。「はいはい」と同じ時期に始まることが一般的です。
ただ、赤ちゃんによっては手がべたつくのが苦手で、手づかみ食べに積極的ではないことも。その場合は無理強いせず、手がべたつかないようなメニューを用意して見守りましょう。
まだ手づかみ食べを進めないほうが良いサインをあるので、以下のサインを参考に、手づかみ食べをさせて良いサインと食べさないほうがいいサインについて知っておきましょう。
手づかみ食べをしてもよいサイン
- 食べ物をじっと見つめたり、手を伸ばしたりする
- おすわりが安定し、食事用の椅子などに一定の時間座っていられる
- 口へものを運べる
手づかみ食べを進めないほうが良いサイン
- 口をあまり動かさず、食べ物をまる飲みしていたりする
- 離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)の固さや大きさの食べ物を口から出してしまう
手づかみ食べによる影響は?
手づかみ食べをさせると、周りの片付けなどに時間を取られてしまうため、手づかみ食べさせない人もいるのではないでしょうか。
しかし、手づかみ食べをさせることに意味があります。手づがみ食べをさせることでの影響はいくつかありますので紹介したいと思います。
脳の発達を刺激する
手づかみ食べでは、食べ物を目で見て色や形を認識したり、手を伸ばして触ることで温かさを感じたり、口に入れて硬さや味を確認したり、鼻でにおいをかいだり、噛んだときの音の違いを楽しんだりと、五感を全て使い、脳の広い範囲を刺激します。この刺激は運動機能や感覚機能の発達につながってきます。
食べ物を記憶・認識できるようになる
食べ物を口に入れて、「噛んだらおいしい」という経験を繰り返すことで、赤ちゃんは食べ物を認識できるようになってきます。
満足感が自我の獲得にもつながる
食べ物を認識できるようになると、欲求が強くなります。その欲求が満たされることで赤ちゃんは満足感を味わいます。
そして、「自分のことは自分でやりたい」という自我の獲得にもつながります。
自分で食べる達成感、自己肯定感を高める
手づかみ食べで上手に食べられた時は、赤ちゃんにとって大きな達成感になります。この達成感は、自信へとつながり、さらに色々なことに挑戦しようとする意欲を高めます。
まとめ
手づかみ食べを行うことで、赤ちゃんの刺激となりさらに成長を促すことになります。
手づかみ食べをさせるときに重要なのは、親が信じて待つことです。最初から上手くできる子はいません。遊んでしまったり、上手く食べることができないこともあると思います。そんなときに、何でも親が手を出してしまうと、子供の成長につながりません。じっと待つというのは案外難しいかもしれませんが、我慢して待つことで、子供の成長を見守るようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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