百日咳とは?子供がかかったときのリスクは?

パパ育児

最近百日咳が流行っており、6年ぶりの流行とのことです。子供を中心に感染しているとのことでしたので、今回は、百日咳の症状やリスク、予防法について紹介したいと思います。

百日咳とは?症状について

百日咳とは、百日咳菌への感染によって起こる、激しい咳が特徴の感染症です。生後6ヶ月以下の子どもがかかると命を落とす危険性がある病気です。咳が治まるまで、約100日間と長い時間がかかることから、百日咳と呼ばれています。

感染経路は、感染している人の咳などのしぶきから感染する「飛沫感染」と、感染している人の咳などで汚染されたものに触れる「接触感染」です。

百日咳は、感染後5~10日の潜伏期間を経て、症状が出現してきます。症状は、「カタル期」「痙咳期(けいがいき)」「回復期」を経て、変化していきます。

カタル期

軽い咳や鼻水といった風邪に似た症状からはじまり、次第に咳の数が増えて、咳込みが激しくなります。

痙咳期

カタル期よりも咳が強く、特徴的な咳が出ます。顔が赤くなるまで「コンコンコン」と短い咳が連続してでるようになります。その後、ヒューっと息を吸い込む音が鳴るのが特徴です。

呼吸困難が起こって肺炎になることもあります。乳幼児の場合は、突然息が止まってしまうこともあるので、咳や呼吸状態を注意深く観察してください。

回復期

発作性の咳が起きますが、徐々に咳が治まってきて、完全に咳が出なくなるまで2~3ヶ月かかります。

子供が百日咳になったときのリスクは?

免疫力がない赤ちゃんが百日咳にかかると、さまざまなリスクが生じます。

厚生労働省によると、子どもが百日咳にかかった場合に死亡する確率は0.2%、月齢6ヶ月以下の赤ちゃんがかかった場合に死亡する確率は0.6%、子どもが百日咳により肺炎になる確率は約5%、月齢6ヶ月以内の赤ちゃんが肺炎になる確率は約12%とされています。

子供がかかったときの治療法について

百日咳になると、抗生物質で治療が必要になります。医師の処方のもと、しっかり薬を飲むことで、百日菌を排出されなくなります。

熱などは薬で治まりますが、咳は落ち着くまで時間がかかります。

無呼吸などの症状の場合には、入院して治療することもあります。

子供がかからないように予防する方法は?

百日咳の予防のためには、五種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ)あるいは、四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)を4回接種する必要があります。

予防接種を受けると、百日咳にかかるリスクを80~85%程度減らせます。ワクチン接種については、自治体から案内が来るので忘れないようにしましょう。

ただし、4~12年で免疫力が低下してしまうため、追加接種して予防することが望ましいとされています。

また、子どもの百日咳は、同居している家族から感染することもあります。子どもに百日咳を移さないためにも、手洗いとうがいは徹底しましょう。

まとめ

最近非常に流行している百日咳。子どもがかかると命にかかわる感染症でもありますので、きちんと予防しましょう。子どもの頃の予防方法としては、予防接種を受けることが重要です。前述のとおり、予防接種を受けることで、感染リスクを80%~85%減らすことができるので、必ず予防接種は受けるようにしましょう。家族からの感染にも気をつけるようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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