赤ちゃんの眉毛の色が濃い子や薄い子さまざまで、周りの子供と比べて心配になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、赤ちゃんの眉毛事情についてまとめております。
眉毛の役割とは
眉毛の役割って分からず必要あるのか疑問に思う人もいるかもしれませんね。
眉毛の役割としては、以下のような役割を果たしております。
- 汗やほこり、異物が目に入らないようにする
- 強い日差しやまぶしいときの日よけ
外部の刺激などから身体を守ってくれる重要な役割をしてます。
赤ちゃんの眉毛の濃い・薄いなどの遺伝との関係
人間は髪の毛や眉毛のほか、まつ毛、すね毛、ヒゲなど、さまざまな場所に毛が生えています。すべて同じように見える体毛ですが、実は2種類に分けることができます。
思春期頃から生えたり濃くなったりする体毛は、「性毛」と呼ばれます。ホルモンの影響で生える毛で、男女ともに生える「両性毛」と、男性だけに生える「男性毛」があり、「腋毛」「ヒゲ」などが代表的です。
一方、生まれたときから生えている毛は「無性毛」と呼ばれます。髪の毛、眉毛、まつ毛は、濃さに個人差はあるものの生まれたときから生えている無性毛です。
遺伝との関係
体毛の濃さは遺伝による影響が大きいといわれています。両親のどちらかが毛深いと、子どもも毛深くなる可能性が高く、体毛の生え方も似ているようです。
ただし、新生児をはじめとした乳幼児は体毛が濃いことが多いため、眉毛の濃さは遺伝によるものとは限りません。
赤ちゃんの髪や産毛の量、生え方には個人差があります。眉毛も同じで、生まれたときから濃い眉毛の赤ちゃんもいれば、産毛のような薄い眉毛の赤ちゃん、まったく生えていない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの眉毛がなくても生えてくる?
びっくりするほど眉毛が濃い赤ちゃんもいれば、「ほとんどない」というくらい眉毛が薄い赤ちゃんもいます。ほかの赤ちゃんと比べて極端に薄いと、病気じゃないかと心配になるパパ、ママもいるでしょう。
多くの赤ちゃんが、成長とともに眉毛が生えてきます。
赤ちゃんの眉毛は成長するにつれて生えてきます。生まれたときに眉毛が薄くても、心配する必要はありません。
赤ちゃんの眉毛の色とメラニン色素との関係
髪の毛や皮膚、瞳の色は、人種はもちろん、同じ人種でも人によって違いがあります。日本人の多くは髪の毛をはじめとした体毛は黒く、目の色は黒に近い茶色です。
この色は体内に含まれる「メラニン色素」の量が関係しており、色素が多いと色は濃く、少ないと色が薄くなります。肌が白い人種は髪の毛や目の色も明るい色をしていますが、これはメラニン色素が少ないせいなのです。
メラニン色素には明るい色の「フェオメラニン」と、暗い色の「ユーメラニン」の2種類があります。このうち、ユーメラニンは成長とともに増加するのが特徴です。
生まれたばかりの赤ちゃんはユーメラニンの量が多くありません。そのため、パパやママが黒髪でも、赤ちゃんの髪の毛は茶色ということも多いそうです。
赤ちゃんの眉毛が赤い・カサカサなのは病気なの?
赤ちゃんの眉毛の周りが赤くなっていたりカサカサしたりしている場合は、赤ちゃんに起こりやすい「脂漏性湿疹」の可能性があります。
脂漏性湿疹は生後1ヶ月以内に発症することが多く、頭や顔、特にひたいや眉毛まわり、小鼻まわりの毛穴に沿って、赤くなったりじゅくじゅくしたり、脂っぽいフケのようなものやかさぶたができたりします。
清潔に保つことが1番重要ですが、なかなか治らない場合は小児科で診てもらっても良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんの眉毛の濃さについては、個人差があるものなので、周りの赤ちゃんと比べて心配しすぎずに、気長に様子をみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。