牛乳はいつからOK?あげる際に注意することは?

パパ育児

子供の頃に牛乳をたくさん飲んでいた方も多いのではないでしょうか。また、大人になっても毎日牛乳を飲む方もいらっしゃいますよね。

実際に子供に牛乳をあげることができるのは何歳からなのか気になると思いますので、今回は子供に牛乳をあげても良い時期や、あげる際のポイントについて紹介したいと思います。

離乳食の牛乳はいつから?

牛乳はたんぱく質とカルシウムを豊富にふくむ食品です。たんぱく質は筋肉、内臓、皮膚、血液などをつくる栄養素、カルシウムは骨や歯などをつくる栄養素で、どちらも赤ちゃんの成長期には欠かせません。

牛乳は、赤ちゃんが摂ると消化不良を起こすことがあり、体質によってはお腹がゴロゴロすることもあります。

まずはヨーグルト(無糖)などの乳製品に慣れ、体調に問題なければ、離乳食初期(5〜6ヶ月頃)の後半から少量を加熱して与えてみましょう。

離乳食期に牛乳アレルギーの心配がなさそうであれば、1歳頃から人肌に温めた牛乳を飲み物として与えることも可能です。

アレルギーに注意

「牛乳」は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料」にあたります。

アレルギー症状の特徴として、皮膚が赤くなったり、湿疹がでたり、かゆくなったりします。また、嘔吐や下痢、腹痛などの症状がでることもありますので、初めて食べさせるときは、アレルギー症状が出た場合や心配ごとに備えて、かかりつけの医療機関を受診できる曜日の午前中に与えるようにしましょう。

牛乳を与える際のポイントは?

前述したとおり、牛乳は食物アレルギーの原因となる可能性のある食材のひとつです。ほんの少量でも発症するおそれがあるため、よく様子を見ながら、少量から始めていきましょう。

また、牛乳を飲み物としてあげる際には、必ず人肌に温めてからあげるようにしましょう。

牛乳は栄養豊富で、母乳やミルクの代わりになりそうな気もしますが、鉄の含有量が少なく吸収率が悪いので母乳やミルクの代わりにはなりません。また、たんぱく質やミネラルが多いので、多く飲むと内臓に負担がかかります。飲み物として与えるときは内臓機能が発達し始める1歳を過ぎてからにしましょう。

鉄欠乏性貧血の可能性がある

鉄欠乏性貧血になると、運動や認知機能が低下する恐れがありますが、これは、牛乳に含まれる鉄分を、赤ちゃんはほとんど吸収できないことと、鉄分自体が少ししか含まれていないことが理由として挙げられます。

赤ちゃんはもともと、体内に鉄分をためていますが、成長するためにその鉄分が使われていくため、生後6ヶ月頃には鉄分がなくなってしまいます。鉄分は母乳にも含まれていますが、少量のため離乳食で補う必要がありますが、牛乳を飲むことで鉄分の吸収を妨げ、鉄欠乏性貧血になる可能性が高くなります。

まとめ

牛乳は体にいいイメージがありますが、1歳まではそのまま飲用することができません。また、アレルギーも出やすい食材となっているため、飲ませる際にも注意が必要です。くれぐれも無理して飲ませずに少量から始めるようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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