昔は、「育児は母親の仕事」「父親は仕事して稼いでくれば良い」というように、育児に参加しなかった父親は多いのではないかと思いますが、現代は、核家族化も進んでいることから、父親の育児参加が多くなっています。そのため、父親が担う役割も当然増えております。
今回は、子育てにおける父親の役割や育児を楽しむコツなどについて紹介したいと思います。
父親と母親の役割の違いは?
赤ちゃんは生きるためにも本能的に母親を求めます。そして、求めた母親から愛情をたくさん注いでもらうことで情緒面が発達していきます。
一方で、父親からは知能や理性、社会のルールなどを身につけていくと考えられています。
本能的に役割はあるため、意識して行動することは重要だと思います。ただ、性別で役割を決めつけないことは必要だと思います。
「母親は料理と掃除、洗濯」「父親は遊び相手や勉強の先生」など、昔ながらの性別の観念から役割を決めつけず、得意な分野が人によって異なるため、得意分野を活かせる役割分担をするのが良いでしょう。
子育てでの父親の役割
子育てでの父親の役割:〜生後8週間
赤ちゃんが生まれたばかりのこの時期は、ママの体が元に戻ろうと色々な変化を迎えるタイミングでもあります。ホルモンバランスの乱れからだるさや疲れが現れたり、精神的に不安定になるマタニティブルーズになったりするのもこの時期です。
そのため、この時期のパパの役割は、ママと赤ちゃんの体を気遣うことが大切です。
子育てでの父親の役割:〜12ヶ月
この時期の赤ちゃんは首がすわったり、寝返りができたり、ハイハイしたりと、どんどん成長が見られて、父親としても楽しい時期です。一方で、夜泣きや深夜の授乳など、一緒にいるママにとっては引き続き負担が大きいのも事実です。
そのため、赤ちゃんの世話を分担してママの負担を減らすことなどが父親の役割の中心になります。少しでもママの負担を減らすことを考えて積極的に家事なども行いましょう。
子育てでの父親の役割:1〜2歳
1歳頃になると子供はママの母乳やミルク、離乳食を経て、大人とほぼ同じものを食べるようになります。
また2歳頃には多くの子供がイヤイヤ期と呼ばれる自立の第一歩に入ってきます。イヤイヤ期は成長の証ではありますが、大変なことには変わりません。ママが疲れやすい時期でもありますので、メインで育児を行う気持ちで行うと良いでしょう。
また、自分で歩けるようになるなど動きも活発になるため、パパと一緒に外で遊ぶ機会も増えるでしょう。好奇心が旺盛になってくるので、それらを尊重して伸ばしてあげることも大切な父親の役割になります。
子育てでの父親の役割:3〜6歳
3歳になると、おむつが外れる子も多く、スプーンで何かを食べるときもあまりこぼさなくなります。4〜5歳頃には自意識が芽生え、友達とけんかをするようになることもあります。
ルールを理解して遊べるようになるのは5〜6歳くらいで、「いいこと」「悪いこと」が理解できるようになるため、この時期の父親の役割には「しつけ」が入ってきます。
子育てでの父親の役割:小学生
小学校に入学すると、子供は一日の時間の多くを学校という集団生活のなかで過ごすことになります。周りの影響を受けて自分なりの考え方ができたり、やりたいことがでてきたりします。
高学年になると第二次性徴を迎えて、反抗期に入る子供もいます。話し方や考え方も大人びてきますが、自分の子供であることに変わりはありません。
つきっきりでケアしてあげる必要はもうほとんどありませんが、いざとなったときに子供が相談できるような相手でいることが父親の役割です。
育児を楽しくするコツ
ママのサポートを第一に考える
子供にとってママの愛情は本当に大切です。しかし、ママも疲れてイライラしてしまうこともあるかと思います。そんなときにパパがママのイライラを取り除くのもパパの役割ではないかと思います。
話を聞いたり、ママがいつも行っている家事などを行うなどすることでママもリフレッシュめきるのではないでしょうか。
子供との愛着形成
子育てにおいて、パパの役割は子供の健やかな成長にとって欠かせません。
特に、パパと子供の愛着形成は重要な意味を持ちます。
パパが子供と積極的に触れ合い、愛情を示すことで、子供は安定した情緒的な絆を築くことができるのです。
パパは子供に対して、ママとは異なる関わり方ができるでしょう。
例えば、より活発な遊びを通じて、子供の好奇心や探求心を引き出すことができます。
このようなパパならではの関わり方は、子供の発達にも良い影響を及ぼします。
子供の遊び相手や精神的サポート
子供の遊び相手や精神的なサポートという面で、父親の役割は重要です。
子供にとって、父親との遊びは大きな意味を持ちます。
母親とは異なる、よりアクティブで活発な遊び方を父親が提供することで、子どもの好奇心や探求心が刺激されます。
父親像、男性像を伝える
ママにはできないことの一つとして、父親像を伝えるがあります。
楽しく働く姿を見せたり、社会に出て自立する大切さを伝えたり、自分の子供が親の立場になるときに、子育てにどう関わるといいのかを伝えることも大事な役割です。
時には厳しい父親を演じて、社会のルールを教える
思春期などは特に、精神的な不安定さもあり、成績が落ちたりトラブル行動に出てしまったりすることがあります。
こうしたときは、社会のルールの代弁者として、パパが厳しく「ダメなものはダメ」と教えてあげるのも大切です。
何がよくて何が悪いのか、判断する材料を身につけさせてあげましょう。
まとめ
前述したとおり、パパが育児を行うことで子供にとって非常に良い影響があります。仕事に行く時間が長くなってしまうと、かかわる時間が少なくなってしまうと思いますが、休みの日にどれだけかかわれるかが重要ではないかと思ってます。かかわろうとしないと子供もついてこないと思いますので、ぜひ積極的に育児を行い、ママの負担軽減にもつなげていただけると良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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