シャフリングベビーって聞いたことありますか?あまり聞き馴染みがない言葉かもしれないですが、ぜひ覚えてもらえると良いかと思います。
今回は、シャフリングベビーの特徴や原因などについて紹介したいと思います。
シャフリングベビーとは?
シャフリングとは、「足を引きずって歩く」という英語の「shuffle」から来ています。
シャフリングベビーは、乳児期後半になっても四つん這いのハイハイをせず、代わりに座った状態からお尻を使って前に進む動きをします。
日本では、医学的な専門用語ではありませんが「いざり児」「いざりっ子」という言葉を使うことも多いです。
シャフリングベビーの特徴と原因
特徴
シャフリングベビーには以下のような特徴があります。
・四つん這いになる代わりに、座った状態からお尻を使って前進する
・立たせようとしても、足を地面につけない
・歩行の開始が1歳半~2歳ぐらいと遅れることがある
歩行開始が遅れたとしても、基本的にその後の跳んだり走ったりといった運動の発達は問題ないと言われています。
原因
なぜハイハイをせず、おすわりの姿勢のまま前進するのか原因はわかっていませんが、考えられる要因としては以下が挙げられます。
・うつぶせが苦手
うつぶせや四つん這いが苦手、または不快だと感じる子が、より快適と感じるシャフリングを選ぶことがあります。
・運動発達の遅れ
物理的な発達の遅れが原因で、ハイハイを避けシャフリングを選択することがあります。
・発達障害の可能性
稀に自閉症スペクトラムなどの発達障害に由来するシャフリングである場合があります。
その場合は、座ったまま移動する以外の特徴(言葉の発達が遅い、目が合いづらい、表情が乏しいなど)が見られることが多いです。
シャフリングベビーの対処法について
ベビーマッサージをする
多くのシャフリングベビーは足をつけたりすることを嫌がります。ベビーマッサージをすることで足の発達を促しましょう。
太ももから足の先にかけて優しくなでるように触ってあげると赤ちゃんも気持ち良くなります。肌の乾燥を防ぐためにベビーオイルなどのマッサージオイルを使っても良いかもしれません。
発達を促す遊びをする
四つん這いや歩行を促すための遊びや活動を取り入れてみましょう。
うつぶせの姿勢で遊ばせる、背後や左右から呼びかける、ハイハイを見せる、少し手を伸ばせば届く距離におもちゃを置くなど、動作のバリエーションを数多く体験をさせてあげることがシャフリングの卒業につながります。
まとめ
シャフリングベビーは、多くの場合、乳児期の一時的な遅れによるものに過ぎません。たとえ歩くのが遅かったとしても、成長していくにつれて発達スピードも問題ないケースもあるため、過度に心配しすぎず、その子の個性と思って見守ってあげてください。
どうしても不安がある場合には、専門家に診てもらい、パパ、ママの悩みの解消に繋げることも良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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