0歳から始める育脳について!脳の発達を促す遊びとは!?

パパ育児

育脳ってなんとなく聞いたことあるけどそもそもの意味について分からない方も多いのではないでしょうか。また、知ってはいるけど実際に何をするべきなのかわからない方もいるかと思います。

今回は、育脳についてのまとめを紹介したいと思います。実際に育脳のために行うと良いことも記載しております。

脳の発達を促す「育脳」とは?

「育脳」とは、脳の神経回路が育つ0歳の時期に適切な刺激を与えてあげることで、赤ちゃんの脳の発達を促すことです。医学用語ではなく、育児書などで使われている造語です。

0歳はまず、寝る・食べる・体を動かすなど、生きるための機能を司る部分が発達。1歳以降から、言語や細かい動き、思考など、人間ならではの機能を司る部分の発達が始まります。

生きるための機能を司る部分は脳の発達の土台であり、その後の発達にも影響するとされています。

そのため0歳の育脳では、主に視覚や聴覚、触覚、運動能力などを司る部分の発達をサポートしましょう。

0~3歳で脳は約80%完成する

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出典:https://minna-shigaku.com/category8/entry5.html

日々できることが増えていく赤ちゃん。そのめざましい成長には、脳の発達が関係しています。

このグラフは子どもの臓器・器官がそれぞれどのようなスピードで発育するのかを表すもの。脳の発達は「神経型」の曲線が示しています。

グラフからも分かるように、人間の脳は0〜1歳で飛躍的に成長し、3歳頃には約80%完成すると言われています。

「おりこうさん脳」「からだの脳」「こころの脳」の働き

脳を育てていくには、順番とバランスがとても大事です。

脳の発達は、その働きにより「からだの脳」「おりこうさん脳」「こころの脳」の3つに分けられます。

●からだの脳●
体温や姿勢、呼吸や発汗、睡眠や食欲といった体の機能をつかさどる、生命維持や本能にかかわる脳。動物がみんな持っている脳で、最初に育つ部分です。

●おりこうさん脳●
話したり、手先を動かしたり、考えたりする知的な働きをする脳。言葉や知能の発達を促す脳で、1歳ごろからゆっくり発達します。

●こころの脳●
コミュニケーションや社会性をつかさどる脳。人を思いやったり、想像力を働かせるといった人間らしい脳は、10才歳ごろから完成に向かいます。

脳は、この①②③の順番に成長していきます。

この3つのうち、どれが欠けていても「人間としての高度な心の機能」を持つことは難しいのです。

脳は6才で大人とほぼ同じ大きさなります

赤ちゃんの脳のシナプスは1歳で最大に!

誕生直後、赤ちゃんの脳にシナプスはほとんどありません。刺激を受けるたびにシナプスが増え、神経回路が次々とつくられていくのです。

首がすわり、はいはいし、立って歩くようになり、おしゃべりできるようになるのも、シナプスが増え、神経回路がつくられた証拠なのです。

シナプスは生後6ヶ月までの間にものすごい勢いで増加し、1歳の時点で最大になります。それを過ぎると、不要なシナプスは刈り込まれ、整理整頓され、脳は効率よく働き始めます。脳の情報伝達が、非常にスピーディーになるのです。

こうして脳は、6歳くらいまでに大人と同じ大きさに成長していきます。

0歳の「育脳」で大切な3つのこと

人間の脳は、脳細胞同士がつながりを増やし、複雑な構造になることで育っていきます。脳細胞同士のつながりは、五感から入る刺激を繰り返し受けることで増えると言われています。

具体的に、0歳の育脳で行うこととしては次の3つです。

①赤ちゃんの顔をみて笑顔でたくさん触れ合う

②赤ちゃんにたくさんの言葉をかける

③早寝早起きをする

赤ちゃんは、パパママの声のトーンや表情、触れた肌の柔らかさ、匂いなど、五感を通して多くの情報を読み取っています。

笑顔で赤ちゃんの顔をみて、抱っこをして、たくさん言葉をかけてあげるだけでも、赤ちゃんにとっては十分な刺激になります。

また、毎朝太陽の光を浴びて、夜は日が沈んだら寝るという早寝早起きの生活を繰り返すことも、脳の発達を促す刺激になります。

ハッピーホルモンや癒しのホルモンとも呼ばれる脳内物質「セロトニン」は、朝5時~7時が分泌のピークです。できるだけこの時間帯に目覚め、カーテンを開けて朝日を浴びることで、セロトニンがたっぷり分泌されます。セロトニンは、心のバランスを整え、安定した状態を保ってくれます。これにより、不安や恐怖に対しても、「大丈夫」と思えるようになるため、心身ともに健康な状態を保ってくれます。

また、15時を過ぎると、「メラトニン」という脳内物質が分泌を始めます。メラトニンの作用により、体温を下げて筋肉の緊張をほぐし、入眠しやすい状態になっていきます。

0歳のうちはまだ生活リズムが整ってはいませんが、できるだけ規則正しい生活を送れるように心がけていきましょう。

脳の発達を促す遊び

歌を歌う

音楽や歌は、0歳児の聴覚を刺激して、脳の発達を促してくれます。

パパやママが歌って聴かせたり、リズムやメロディに合わせて一緒に身体を動かしたりするのも良いでしょう。
音楽をかけながら、簡単なダンスや手遊びを楽しむのもおすすめです。

絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせでは自然と親子のやりとりが生まれるので、赤ちゃんへの声かけが苦手な人にもおすすめです。

ゆっくりと優しい声で、赤ちゃんの反応をみながら読んであげてください。

知育おもちゃ

赤ちゃんは遊びを通して、物の大きさや重力、距離感などを学んでいきます。赤ちゃんの発達を促す知育おもちゃを使うのも1つの方法です。

ただし赤ちゃんが興味をもっていない時は、無理に遊ばせないようにしましょう。また知育おもちゃを説明書通りに遊んでいなくても気にしないようにしましょう。

脳の発達において大切なのは、赤ちゃんがやりたがることを自由にやらせてあげることです。

まとめ

0歳児の育脳は、特別なことをするよりも日常生活の中で、赤ちゃんとのやり取りを楽しむことが重要です。赤ちゃんとのやり取りを楽しんでいれば自然と赤ちゃんの脳に刺激があり、育脳に繋がると思いますので、積極的にコミュニケーションととっていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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