赤ちゃんも水虫になるの!?大切な我が子を守るための症状・原因・治療法

パパ育児

家族に水虫の人がいると、「もし赤ちゃんにうつったらどうしよう…」って、とっても心配になりますよね。特に、ハイハイやつかまり立ちを始めた赤ちゃんを見ていると、なおさら不安になる方もいるんじゃないでしょうか。

今回は、そんなパパ・ママの心配を解消すべく、「赤ちゃんも水虫になるのか?」「水虫になったらどんな症状が出るの?」「原因は?」「どうやって治療するの?」 といった内容について紹介したいと思います。

水虫ってどんな病気?どうしてなるの?

水虫って聞くと、大人の病気と思う方も多いのではないでしょうか。でも実は、水虫は年齢や性別に関係なく、誰でもかかってしまう可能性のある皮膚病なんです。

水虫の原因は、「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種。このカビが、皮膚の一番外側にある「角質層」に感染することで起きる病気を「白癬」と呼びますが、その中でも特に足にできるものが、いわゆる「水虫」と呼ばれるものです。

なぜ足に水虫ができやすいかというと、靴下や靴で足がずっと包まれているからです。白癬菌は、他のカビと同じように高温多湿な環境が大好きです。

ジメジメした梅雨の時期から夏にかけては、水虫になりやすい時期なんです。

日本人の4人に1人が水虫にかかっているという調査結果もあるほど、水虫は身近な病気で、決して珍しいものではありません。

赤ちゃんも水虫になっちゃうの?

「まさか、うちの子が!?」って思っちゃいますよね。でも残念ながら、子供でも水虫になります。白癬菌は年齢に関係なく感染するため、赤ちゃんでも水虫になる可能性はあります。

ただし、白癬菌が皮膚に長時間くっついていないと感染しにくいため、靴下や靴を長時間履き続ける機会があまりない赤ちゃんは、大人に比べて水虫になりにくいと考えられています。

とはいえ、油断は禁物です。大切な赤ちゃんを水虫から守るために、しっかり知識をつけておきましょう。

赤ちゃんの水虫、どんな症状が出るの?

「水虫=かゆい」ってイメージがあるかもしれませんが、赤ちゃんの水虫は、必ずしもかゆみがあるとは限りません。大きく分けて、以下の3つのタイプがあります。

  • 趾間(しかん)型:足の指の間がふやけて皮がむけたり、ジュクジュクしたりします。 かゆみを伴うことが多いタイプです。
  • 小水疱(しょうすいほう)型:足の裏や足の側面に、小さな水ぶくれがポツポツできます。 強いかゆみを伴うのが特徴です。
  • 角化(かくか)型:足の裏や縁の角質が厚くなり、皮がむけたり、ひび割れたりします。 このタイプはかゆみがなく、一見すると水虫に見えないこともあります。

赤ちゃんの水虫、どうやって治療するの?

赤ちゃんの水虫には、抗真菌作用のある塗り薬が効果的です。症状が出ていない部分も含めて、指の間から足の裏全体にかけて、最低でも4週間は毎日塗り続ける必要があります。

「そんなに長く!?」って思うかもしれませんが、途中でやめてしまうと、せっかく治りかけても再発してしまうことがあるんです。だから、根気強く続けることが大切なんです。

ちなみに、飲み薬も効果があるんですが、赤ちゃんや子供の場合は、副作用や他の薬との飲み合わせの心配があるため、基本的には塗り薬での治療が一般的です。

もし4週間以上塗り続けても症状が良くならない場合は、もしかしたら水虫ではない別の病気の可能性もあります。その時は、もう一度お医者さんに診てもらいましょう。

大切な赤ちゃんを水虫から守ろう!予防のポイントは?

赤ちゃんが水虫にならないためには、赤ちゃんだけでなく、家族みんなで予防に取り組むことがとっても大切です。日常生活の中で、次のことに気をつけましょう。

  • タオルや足ふきマットは家族で共有しない:もし家族に水虫の人がいる場合は、タオルや足ふきマットを共有するのはNG。赤ちゃんの体を拭くときは、必ず新しいきれいなものを使ってあげましょう。家族みんなで清潔を心がけるのはもちろん、床や畳もこまめに掃除してください。
  • 乾燥と通気を大切に: 白癬菌は高温多湿な環境が大好きなので、水虫予防には乾燥と通気を良くすることが効果的です。特に足はムレやすいので、できるだけ通気性の良い靴や靴下を選んであげましょう。
  • 帰宅したら足を洗う習慣をつけよう: お家の中に白癬菌がいなくても、お外から持ち帰ってしまうこともあります。だから、お家に帰ったら足を洗う習慣をつけましょう。特に、足の指の間もしっかり洗うのがポイントです。 「急いで洗わなきゃ!」と焦る必要はありません。白癬菌が皮膚に入り込むまでに24時間かかると言われているので、帰ってきてすぐじゃなくても大丈夫ですよ。洗った後は、そのままにせずにしっかり乾燥させてあげてください。

まとめ

赤ちゃんは水虫になりにくいとはいえ、絶対にならないわけではありません。もし水虫になってしまうと、かゆみやひび割れでつらい思いをすることもあるでしょう。さらに、治療には1ヶ月近くかかることもあり、赤ちゃんに負担を強いてしまうことにもなりかねません。

だからこそ、赤ちゃんが水虫にならないように予防することがとっても大切です。水虫予防の基本は、白癬菌に触れないこと、そして足を乾燥させて通気を良くすることです。

赤ちゃんだけが予防しても、家族が外から白癬菌を持ち帰ってきてしまったら意味がありません。家族みんなで協力して、水虫予防に取り組んでいきましょう。

大切な赤ちゃんがつらい思いをせずに、毎日元気に過ごせるように、家族みんなで力を合わせて予防していきたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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