赤ちゃんの遊び飲みが始まって苦労しているパパ、ママもいらっしゃるのではないでしょうか。
必ず起こるものではないですが、起こると大変なこともあるため、原因と対策をして行った際に対処できるようにしておくとよいでしょう。
赤ちゃんの遊び飲みとは
赤ちゃんが母乳やミルクを飲むことに集中せずに、遊びながら飲むことを俗に「遊び飲み」と言ったりします。
遊び飲みの様子としては、以下のような行動が見られることが多いです。
・授乳の途中で急にキョロキョロと周囲を眺める
・ニヤニヤ笑っていて、なかなか母乳を飲んでくれない
・授乳中に急に飲むのをやめたり、のけぞる
・授乳中にママの乳房を触って遊ぶ
・授乳中に乳首を噛む
遊び飲みが始まると、授乳に時間がかかるので、ママはイライラしたり、栄養が足りているのだろうかと心配になったりするかもしれません。しかし、遊び飲みは赤ちゃんの成長のひとつなので、体重がしっかりと増えていていれば問題はありません。
遊び飲みはいつからいつまで?
一般的には、周囲の物や音に興味を持ち始める生後3~5ヶ月頃に遊び飲みを始める赤ちゃんが多いといわれています。新生児期は、おっぱいやミルクを飲むのに慣れていないので、上手に吸えないことはありますが、遊び飲みをすることはありません。
ただ、時期には個人差があるので、これより早く始まる子もいれば、遊び飲みをせずに卒乳する子もいます。
遊び飲みの原因は?
赤ちゃん側の原因
周囲の音や景色が気になる
授乳中に、テレビの音や音楽、外の車の音、人の声が耳に聞こえると、赤ちゃんの興味がそちらに移ってしまい、授乳に集中できなくなることもあります。
また、授乳時に抱っこされることで視線が変わって周りの景色が気になり、気が散ってしまって集中できないことがあります。
歯が生えてきた
歯が生え始める時期は、歯茎がむずがゆくなるので、うまくおっぱいや哺乳瓶の乳首を吸えないことがあります。
生後6~8ヶ月頃から生え始めるので、時期によってはこれが要因となっている可能性もあるでしょう。
ママ側の原因
母乳の質の変化
母乳育児の場合は、母乳の質や量が以前より変化しているのかもしれません。ママの食事の内容によって、母乳の味や状態が変わるといわれているので、以前よりも脂肪分や糖分の高い食べ物を食べるようになったママは気をつけましょう。
ママ自身が普段の母乳の様子をチェックしておいて、変化に気づけるようにできると遊び飲みがなくなることもあるかもですね。
一般的に美味しくないと言われる母乳は黄色っぽくどろどろとしているので、あてはまる場合は改善していきましょう。
遊び飲みの対策は?
静かな環境を作る
授乳の時にまずママが授乳に集中していなくては赤ちゃんも授乳に集中できません。そのため、おっぱいやミルクの時間になったら、それまでつけていたテレビや音楽を消したり窓を閉めたりして、赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶に集中できる静かな環境を作ってあげましょう。
食生活を見直す
母乳をおいしくするためには、和食中心の食生活にすることがおすすめです。
脂肪成分が多いもの、アルコールやカフェイン、甘いものを多く摂取することを控え、和食を心がけましょう。
また、3食きちんと食べ、規則正しい生活を送ることも大切です。
マッサージをする
母乳の詰まりを改善するためにはマッサージが効果的です。
自己流で行うよりも、助産師さんなどの専門の方に聞いてやるほうが良いでしょう。
ストレスをためない
ママの体調不良ももちろん母乳に影響します。
時には息抜きをする時間をつくったり、時には家事に手を抜いてみたり、ストレスを溜めないことも大切です。
まとめ
遊び飲みについては赤ちゃんの成長の証でもありますが、飲むまでに時間がかかったり、飲まない時間が続くとイライラしてしまうこともあると思います。そんな状況にならないためにも、対策できる点は対策をし、遊び飲みにならないようにしていきましょう。一番ママがイライラしないことが育児にとって大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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