赤ちゃんがピクピク痙攣を起こしていると心配になりますよね。
今回は、痙攣・ひきつけの症状、原因などを紹介したいと思います。
赤ちゃんの痙攣・ひきつけとは?
「痙攣」「ひきつけ」とは、どちらも本人の意思とは無関係に筋肉が収縮を起こす症状のことを指します。
赤ちゃんの痙攣・ひきつけの症状は?
体(主に手足や顔)の全体やその一部がカクカクあるいはピクピクと動く様子を表します。ほとんどのけいれんは数分で終わります。
赤ちゃんがひきつけ・痙攣を起こす理由は?
痙攣・ひきつけは、神経細胞が異常に興奮することで、筋肉が急に収縮して起こります。
赤ちゃんの頃は神経細胞が大人に比べて未熟なため、ちょっとしたことで興奮状態に陥って痙攣・ひきつけを起こしやすいのです。
特に生後6ヶ月~3歳までの間に起こりやすいのは、発熱のストレスによって起こる「熱性けいれん」で、子供の約1割が経験するといわれています。
赤ちゃんの痙攣・ひきつけの原因は?
新生児期の痙攣・ひきつけの原因
新生児では珍しい病気ではなく、全新生児での発症率は1,000人中2.6~4.4人、成熟児(出生時体重2,500g以上)で1,000人中2.0~2.8人、低出生体重児で9.4~13.5人との報告があります)。近年の、お母さんの晩婚化、初産の高齢化に伴い低出生体重児が増えていることが、一つの要因とも考えられています。
この時期は両側の手足を曲げるような発作、また首を打ちつけるような発作を繰り返します。手足のつっぱりがなく、数秒の小刻みな震えで、震えた後の機嫌がよければ、寒さなどの自然な震えかもしれません。
幼児期の痙攣・引きつけの原因
生後6ヶ月を過ぎた乳児期では、新生児期よりも痙攣・ひきつけを起こす確率が高まります。
子供のけいれんで最も多いのは「熱性けいれん」です。熱性けいれんは、字のごとく「熱があり、けいれんを起こす病気」です。38度以上の熱を出してから24時間以内に起こることが多くあるようです。
赤ちゃんが痙攣・ひきつけを起こしたときの対処法は?
赤ちゃんが痙攣・ひきつけを起こしたときは、まず大人が冷静になり、赤ちゃんを安静にさせて痙攣が治まるのを待ちましょう。
- 安全な場所にゆっくりと横向きにする(嘔吐物を喉に詰まらせないため)
- 服のボタンやベルトを緩める
- 指やタオルを口の中に入れない
- 激しく揺すったり、無理矢理押さえつけたりしない
- 発作が終わったら、そばに付き添う
多くの場合、けいれんは3~4分ほどで止まります。その後、意識が戻るまで近くでしっかり様子を観察して、普段どおりに戻っているかどうか確認しましょう。
けいれんが始まってからの時間を計り、5分以上たっても止まらない場合は救急車を呼んでください。痙攣が始まってからの時間を計り、5分以上たっても止まらない場合は救急車を呼んでください。
赤ちゃんが痙攣・ひきつけを起こしたときの注意点
叩いたり、揺すったりしない
大声で叫んだり、叩いたり、体を揺さぶったりしてはいけません。痙攣を悪化させる恐れがあるため、できるだけ安静にしてあげましょう。
口には物を入れない
痙攣したら、舌を噛まないように口の中へタオルなどを入れるイメージがあるかもしれませんが、赤ちゃんに対してはやめましょう。口の中を傷つけたり、誤飲して喉を詰まらせたりする危険性があります。
まとめ
初めて子供が痙攣やひきつけになっていると心配になると思います。ただ、大人が冷静に対処しなくてはいけない場面ですので、冷静な対応を心がけましょう。
確認ポイントで様子をみながら、5分以上続くようであれば救急車を呼ぶようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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