赤ちゃんのほくろはいつから出てくるのか気になった方もいるはず。あまりに多かったり大きかったりすると心配になりますよね。
今回は、赤ちゃんのほくろ事情について紹介したいと思います。
ほくろについて
ほくろは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」「母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)」「単純黒子(たんじゅんこくし)」と呼ばれるもので、母斑細胞と呼ばれる細胞の集まりです。
ほくろは、黒いメラニン色素を作る力を持った細胞が増殖してできるため、褐色や黒色の斑点として皮膚に現れます。
赤ちゃんのほくろはいつできる?
赤ちゃんのほくろは生後すぐに現れる場合もありますが、一般的には、生後3ヶ月~6ヶ月頃にほくろでき始めることがあります。ほくろについては、個々の成長や遺伝的要因によって異なります。
この時期にほくろがあっても特に問題ないとされておりますが、気になる場合は専門医に相談するとよいでしょう。
ちなみに赤ちゃんのほくろが自然に消えることはそれほど珍しくありません。
注意したほうがいいほくろとは?
ほくろはほとんどが良性のものなので、もし赤ちゃんにほくろができても乳児健診や予防接種のときに医師から小児科や皮膚科の受診をすすめられなければ、そのまま放っておいても問題ありません。
ただし、一定の特徴を持つほくろは、悪性化して皮膚がんの一種であるメラノーマ(悪性黒色腫)となる可能性があります。
以下のような特徴がある場合は、病院を受診するようにしましょう。
- 生まれつき大きな母斑がある(1歳時点で体にある場合:直径6cm以上、顔・頭にある場合:直径9cm以上)
- 大きさが6mm以上ある
- 形が左右非対称
- 輪郭がギザギザしている
- 色・形・かたさなどが変化してきている
- 表面がざらざらしている
- 急激に大きくなっている
- 色が濃く、むらがある
- 出血がある
特に、6mm以上の大きなほくろや、成長し続けるほくろは注意が必要です。
ほくろの予防方法は?
ほくろができる原因ははっきりとしてはいませんが、紫外線やホルモンバランスの乱れ、皮膚への刺激、生活習慣、体質、遺伝などが関係しているといわれています。
ほくろができるのには個人差が大きいため、必ず予防できるものではありません。
赤ちゃんになるべくほくろができないようにするためには、紫外線対策を行うことは大切です。
- 外出時に帽子をかぶせる
- 赤ちゃん用の日焼け止めを使用する
- 長時間の直射日光を避ける
- 日差しの強い時間帯には日陰を利用する
このような対策を行い、赤ちゃんの肌を守ることで、ほくろができる可能性を少なくすることができます。
まとめ
ほくろは個人差が大きいものになりますが、赤ちゃんの頃にできているほくろは基本的に問題ないとされておりますので、大きく心配する必要はないでしょう。ただ、前述した特徴のあるほくろが見つかったときには早めに病院を受診するようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント