歯固めを出産祝いでもらったことがあるパパ、ママも多いのではないでしょうか。
歯固めをいつから使用したほうがいいのか、メリットはあるのかなど気になる点についてまとめてみました。
赤ちゃんの歯固めとは
歯固めは歯を丈夫にするためのおもちゃです。
赤ちゃんが噛むことで歯を刺激し、噛む練習をしたり、歯ぐずりを解消したりするための道具です。
おしゃぶりと歯固めの違い
おしゃぶりと歯固めはそもそも利用目的が異なります。
おしゃぶりは、赤ちゃんがママのおっぱいを吸う口の動きに合うように作られています。口にくわえることで気持ちを落ち着ける効果があります。しかし長期に渡って使用していると、歯の噛み合わせに悪影響を与えるというデメリットがあります。
歯固めは、主に赤ちゃんの乳歯が生える前後の不快感を和らげるために使用します。物を噛む練習にもなりますし、歯や歯茎の発達を促す効果もあります。
歯固めはいつから必要?
赤ちゃんの歯固めの使い始めは、乳歯が生え始めたタイミングがおすすめです。
個人差はあるものの、一般的に赤ちゃんの乳歯は生後6~8ヶ月頃に下の前歯から順番に生え始めます。
歯が生える少し前からよだれの量が増えたり、口の中を気にしてぐずったりすることもあります。赤ちゃんに以下のような様子が見られたら歯固めを検討してみてください。
● よだれの量が増えた
● 機嫌が悪い
● タオルやおもちゃを噛む
● 口に手を入れる
● おっぱいやミルクを飲まなくなる など
赤ちゃんの歯固めのメリットは?
歯並びに良い影響を与える
歯固めを使用すると、歯茎が刺激され乳歯の成長を促してくれます。それだけではなく、噛むことによって顎周りの筋肉や骨が発達し歯が綺麗に生えてくることが期待できます。
歯や脳の成長に繋がる
歯固めを使うと、歯だけではなく脳に対しても良い影響を与えます。赤ちゃんは、「見る」「なめる」などを行うことにより刺激を受けています。
特に口周りに刺激を与えることにより母乳を飲む動きから、離乳食を食べる時に必要な噛む動きへの切り替えがスムーズになります。
そのため食事をする準備として歯固めを使うことも効果的です。
赤ちゃんのぐずぐずが解消される
歯が生え始め頃になると「歯ぐずり」と呼ばれる期間があります。これは歯茎がムズムズするなどの違和感が原因で赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまうことです。
赤ちゃんは違和感を解消するために、自分の指やタオル、つかんだものをなんでも口の中に入れてしまいます。つかんだものをなんでも口に入れることは危ないですし、けがをする恐れもあります。
そのような時に歯固めを使用することによって、けがをすることなく赤ちゃんのストレスを取り除く事が可能です。
歯固めを選ぶポイント
安全なものか
歯固めは口に入れるものですので、素材はしっかり確認する必要があります。赤ちゃんが噛んだ際に破けてしまう可能性がある塩化ビニール素材は避けましょう。また、けがや誤飲に配慮された商品を選びましょう。とがったデザインのあるものはNGです。
安全性が高い天然ゴムやシリコン、もしくはお米、天然木で作られている歯固めがおすすめです。
お手入れのしやすさ
歯固めは赤ちゃんが口に入れて使うため、常に清潔にしておけるようにお手入れしやすいものを選ぶことが大切です。歯固めを購入する際は、お手入れの方法にまでしっかりと目を通して選ぶようにしましょう。
具体的には煮沸消毒、水洗い、除菌グッズで拭くなどが挙げられますが、衛生面と手入れのしやすさを考えると、食器洗剤や食洗機で洗える歯固めが便利です。
形やデザイン
赤ちゃんが興味を持つようなデザインかつ、持ちやすいものを選ぶようにしましょう。赤ちゃんの手は小さいので、大きめのものよりも細くてつかみやすい歯固めがおすすめです。
まとめ
歯固めは、前述したとおり、歯だけではなく脳の成長にも良い影響を与えるため、積極的に使用していきましょう。
ただ、無理して使用したり、歯固めを使用しているときに目を離したりしないよう安全に注意して使用するようにしましょう。誤飲や怪我のおそれがあるため、目を離さないように気を付けましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。