新生児はどのくらい耳が聞こえるのか気になるますよね。
きちんと聞こえているのかも心配になる方も多いと思いますので、今回は新生児の聴力に関してのまとめました。
新生児の聴力はどのくらい?
聴覚はママのおなかにいるときにすでに発達しています。そのため、赤ちゃんは生まれた直後からママの声を認識しています。新生児のころに声をかけても反応しないのは、反応するだけの運動機能がまだ発達していないためです。
ただ、突然の音にビクッとしたりまぶたをぎゅっと閉じたりすることがありますが、まだ聞こえてくる音が何なのかは認識できないため、反射的に反応をしている状態です
生後1~2ヶ月の聴覚
- 突然の音にビクッとする
- 眠っていて突然の音に目を覚ますか、または泣き出す
- 話しかけると、「アー」とか「ウー」とか声を出して喜ぶ(ニコニコする)
生後3~4ヶ月の聴覚
- ラジオの音、テレビの音、コマーシャルなどに顔(または眼)を向けることがある
- 名前を呼ぶとゆっくりではあるが顔を向ける
- 不意の音や聞き慣れない音、珍しい音にははっきりと顔を向ける
生後3ヶ月を過ぎると、怒った声・やさしい声や音楽に対して感情を示す、といった様子がみられ、聞こえてくる音が何なのかを認識し始める時期です。
生後5〜6ヶ月の聴覚
- 聞き慣れた父母や家族の声をよく聞き分ける
- 声をかけると意図的にさっと振り向く
- 話しかけたり歌をうたってあげると、じっと顔を見ている
パパやママ、そのほかの人の声を聞き分けられるようになるのは、生後5ヶ月頃からになります。
生後6ヶ月くらいになると、言葉が人の口から発せられることを理解し始め、話しかけてくる人や歌っている人の顔をじっと見つめます。
生後7~8ヶ月の聴覚
- 隣の部屋の物音や、外の動物の鳴き声などに振り向く
- 叱った声(「メッ」「コラッ」など)や近くの突然の音に驚く(または泣き出す)
- 耳元に小さな声で話しかけると振り向く
生後8ヶ月頃には、ママやパパが動物の声を真似すると喜んだり、「こらっ」「だめっ」など言われると泣いたりするようになります。
生後9ヶ月~1歳頃の聴覚
- 外の色々な音(車や飛行機の音、雨の音など)に興味を示す
- 「ママ」「マンマ」「ネンネ」など、人のことばを真似て言う
- 音楽のリズムに合わせて身体を動かす
生後9ヶ月を過ぎると、「おいで」や「バイバイ」といった言葉に応じた行動をとるようになってきます。
1歳になる頃には、耳で聞いた言葉をオウム返しのようにしながら少しずつ言葉を習得していきます。
赤ちゃんの聴力検査で難聴がわかる?
赤ちゃんは成長とともに聴覚が発達していきますが、まれに、生まれつき耳が聞こえにくいこともあります。「先天性難聴」と呼ばれ、1000人に1〜2人の頻度で起こるとされています。
ほとんどの病院では、出産後の入院中に聴力の簡単な検査(「新生児聴覚スクリーニング」)を実施しています。この検査によって難病があるかを調べております。
新生児聴覚スクリーニングによって早期に難聴の可能性があるかがわかり、適切な指導やサポートを受けることができれば、言葉を話すことやコミュニケーションの発達の可能性が広がります。
まとめ
新生児の子供だと反応がないからこそ、聞こえているのか最初は心配になりますよね。ただ、新生児聴覚スクリーニングで特に指摘がなければ、基本的に心配はいりません。
もし聞こえについて心配な方は、一度出産した病院やかかりつけ医の小児科で相談して検査を受けるようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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