「離乳食がなかなか進まない」「仕事復帰が目前に迫っている」「そろそろ二人目を考えたいな」など、断乳を考えるママは少なくありませんよね。断乳と一口に言っても、いろんな方法がある中で、特に「夜間断乳」が気になっている方もいるのではないでしょうか?
今回は、夜間断乳の具体的な方法や、始めるのにベストな時期について、わかりやすくご紹介していきます!
夜間断乳ってどんなこと?
夜間断乳とは、簡単に言うと「夜間だけ授乳をお休みする」という方法です。昼間はいつも通り授乳を続け、赤ちゃんが寝たら朝まで授乳しない、というスタイルです。
実は、断乳の第一歩としてこの夜間断乳を選ぶママはとっても多いです。あるアンケートでは、なんと4人に1人以上のママが「夜間断乳から始めた」と答えているデータもあります。
夜間の授乳回数は赤ちゃんによって様々ですが、何度も起きたり、夜泣きが激しかったりすると、ママの睡眠不足は深刻になりますよね。それが産後うつや育児ストレスにつながることもあります。
健康な状態で子育てを続けるには、ママ自身の睡眠もとっても大切ですので、もし寝不足でしんどいなと感じているなら、夜間断乳を検討してみる価値は大いにあります。
夜間断乳のメリットって?ママも赤ちゃんもハッピーに!
夜間断乳の大きなメリットは、ずばり授乳回数を減らしやすいこと。そして、うまくいけば赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれるようになることです。
生後5〜6ヶ月を過ぎて離乳食が始まると、赤ちゃんはおっぱい以外の飲み物や食べ物からもしっかり水分や栄養を摂れるようになります。そうなると、夜中にお腹が空いて起きる回数が減り、まとまって眠れるようになる子も多いです。
また、夜間断乳が進むと、朝ごはんをしっかり食べるようになり、昼間の断乳もスムーズに進めやすくなるという良い循環が生まれることもあります。
そして何より、ママが夜中に何度も起きる必要がなくなるので、まとまった睡眠時間を確保できるようになります。これって、育児ストレスを軽減するためにも、本当に大切なことですね。
夜間断乳の始め方とベストな時期は?
夜間断乳を始めるタイミングは、赤ちゃんの成長やママの状況によって様々です。一般的には、離乳食が始まり、夜間の授乳量が少しずつ減ってきた時期がおすすめです。
「おっぱいばかり欲しがって、なかなか離乳食が進まない」という理由で夜間断乳を始めたという方も少なくないといいます。
夜間断乳のやり方はいたってシンプルです。「寝る前に授乳をしたら、夜中に泣いても授乳をしない」これだけです。
「え、泣いたらどうすればいいの?」って思いますよね。そんな時は、背中を優しくトントンしたり、泣きやむまで抱っこしたりして、寝かしつけるママが多いようです。
夜間断乳を始めてしばらくは、赤ちゃんが夜中に大泣きすることもあるでしょう。すぐにでもおっぱいをあげてあげたい気持ちになるかもしれませんが、赤ちゃんも少しずつ慣れてくるので、ここはぐっと我慢する必要はあります。
夜間断乳を成功させるための3つのポイント
夜間断乳をスムーズに進めるためには、いくつか大切なポイントがあります。
1. 生活リズムを整える
夜間断乳を成功させるには、まず赤ちゃんの生活リズムをしっかり整えることが重要です。月齢に合わせた昼寝の時間を確保しつつ、夕方以降は昼寝を控えるようにして、夜にぐっすり眠れるような体勢を作りましょう。お風呂にいつもより長めに入ったり、寝る前にしっかり体を動かして疲れさせるのも効果的ですよ。
2. 言葉で伝える
この頃になると、赤ちゃんはママが思っている以上に色々なことを理解しています。「もう夜だから、ねんねしようね。おっぱいはまた朝飲もうね」と優しく言い聞かせてみてください。案外すんなり通じた、という声もあるそうです。まだ分からないから、と思わずにぜひ試してみてください。
3. おっぱい以外の「安心」を見つける
なかなか夜間断乳がうまくいかない…そんな時は、おっぱいに代わる安心できるものを見つけてあげると、スムーズに進むことがあります。おしゃぶりやぬいぐるみ、お気に入りのタオルなどを与えると、それをぎゅっと抱きしめて安心して寝てくれる子もいますよ。ただ、寝るときにおしゃぶりやぬいぐるみ、タオルなどがベッドや赤ちゃんの布団の近くにあると、窒息に繋がる可能性もありますので十分注意しましょう。
まとめ
夜中に何度も起きて授乳するのは、ママにとって本当に大変なことです。まとまった睡眠がとれず、疲労がたまってつらいと感じているなら、赤ちゃんの成長を見ながら夜間断乳を検討してみるのも一つの方法です。
もし断乳の方法で迷ったり、不安なことがあったりしたら、一人で抱え込まずに、母乳ケアをしている助産院や母乳外来に相談してみるのも良いでしょう。専門家のアドバイスは、きっとあなたの心強い味方になってくれると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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