マイコプラズマ肺炎はうつる?感染力はどのくらい?看病するパパ・ママが知っておくべきこと

パパ育児

「うちの子、なんか咳がひどくて…。もしかして、マイコプラズマ肺炎?」

子どものしつこい咳って、心配になりますよね。特に、看病しているパパやママとしては、「自分や他の家族にうつらないかな…」「学校はいつまで休ませるべき?」と不安になる気持ち、すごくよく分かります。

今回は、小学校に通う年齢の子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」について、感染力や潜伏期間、そして登園・登校の目安を分かりやすく解説していきます。

マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?

マイコプラズマ肺炎は、「マイコプラズマ」という、細菌とウイルスの中間のような微生物が原因で起こる肺炎です。

主に3〜7歳くらいの子どもがかかりやすく、患者さんの約80%が14歳以下の子どもだと言われています。

冬に少し増える傾向はありますが、一年中感染する可能性があります。

感染すると、最初は鼻水や鼻づまりから始まり、その後、しつこく続く咳や発熱、だるさなどの症状が出てきます。

しつこく長引く乾いた咳」が特徴的で、熱が下がった後も3〜4週間続くことがあるんです。

マイコプラズマ肺炎の感染力は?うつりやすい?

結論から言うと、マイコプラズマ肺炎は人から人へうつりますが、感染力はそれほど強くありません

インフルエンザなどと比べると、かなり感染力は弱いと言えるでしょう。

感染経路は以下の2つです。

  • 飛沫感染:感染している人の咳やくしゃみで飛び散ったしぶきを吸い込むことで感染
  • 接触感染:ウイルスが付着した手で口や鼻を触ることで感染

家庭内や、幼稚園・保育園、学校など、長時間一緒に過ごす環境で感染が広がりやすいのが特徴です。

潜伏期間はどれくらい?

マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は2〜3週間と長めです。

「あれ、この子、咳してるな…」と思った頃には、すでに家族の誰かにうつっている可能性もゼロではありません。

また、症状が出ている間が一番感染力が高いとされています。咳がひどいときは、周りの人にうつさないようにマスクを着用することが大切です。

マイコプラズマ肺炎にかかったら学校は休むべき?

学校保健安全法では、マイコプラズマ肺炎は「その他の感染症」に分類されています。

第三種の感染症」として扱われることが多く、この場合、具体的な出席停止期間は決まっていません。

「病状により、感染のおそれがなくなったと医師が判断するまで」が休ませる目安になります。厚生労働省のガイドラインでは、「発熱や激しい咳が治まっていること」が登園・登校の条件とされています。

登校再開のタイミングは、かかりつけ医に相談してみましょう。

家族への感染を防ぐためにできること

マイコプラズマ肺炎には、残念ながらインフルエンザのような予防接種はありません。

でも、感染を広げないためにできることはたくさんあります。

  • 手洗い・うがい:帰宅時や食事前など、こまめに徹底しましょう。
  • マスクの着用:感染したお子さんにはもちろん、看病する家族もマスクをつけると安心です。
  • 食器やタオルの共用を避ける:一時的に別々のものを使うようにしましょう。
  • 換気:定期的に部屋の窓を開けて空気を入れ替えることで、感染リスクを下げられます。

そして、日頃から免疫力を高めておくことも大切です。

バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。

まとめ

マイコプラズマ肺炎は、比較的症状が軽いことが多いものの、しつこい咳が長引くのが特徴です。

もし「熱はないのに、咳だけがずっと続いている…」という場合は、マイコプラズマ肺炎を疑って早めに病院を受診しましょう。

また、熱や激しい咳がある間は、無理に登校させず、おうちでゆっくり休ませてあげてくださいね。

家族みんなで協力して、感染対策をしっかり行いましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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