ゲームって悪い影響があるのではないかと考える方も多いですよね。実際に悪いだけなのかは気になるところだと思いますので、今回は、ゲームが子供に与える影響について紹介したいと思います。
子供のゲームはいつから?
ボードゲームやカードゲームは、難易度によって対象年齢が異なり、早いものでは3歳から遊べるものも。子供の年齢や成長にあった知育の要素が入っているゲームも人気です。基本的には、対象年齢に達しないと、そのゲームを楽しむことができないため、早く始めすぎるといった心配はほとんどありません。
一方で、テレビゲームやポータブルゲームは、ゲーム機本体やソフトに対象年齢が設けられているものの、画面の中に広がる世界を一度見てしまうと、対象年齢に達する前でも、やりたがる子供が多いようです。
「まだ3歳なのに親のスマホをいじってゲームをしている」「お兄ちゃんの影響で4歳からポータブルゲームばかりやっている」といった悩みを持つパパやママもいるかもしれません。
このように、テレビゲームやポータブルゲームは、親が思っている以上に子供の吸収速度が速く、対象年齢に達する前に始めてしまうこともあるため、親がしっかりと見守るようにしましょう。
ゲームが子供に与える良い影響とは?
コミュニケーション力を磨ける
現代の子どもにとって、テレビやパソコンのゲームは身近な遊びのひとつです。複数の友だちと一緒に遊ぶこともできるので、ゲームを通してコミュニケーションや遊びのルールを身につけていくことにもつながるでしょう。
ほとんどの子供がゲームをしている子供が多く、ゲームを通じてコミュニケーションを図る場面は多いため、社交性やコミュニケーション力が養われることにもつながります。ゲームが周囲と関わるきっかけになり、そこから視野が広がることもあるでしょう。
米国小児科学会が発行している学術誌「Pediatrics」に公開された2014年の研究報告では、1日1時間程度のゲームは子どもの生活への満足感や社交性を高めているという調査結果も報告されています。とはいえ、一方では1日3時間以上ゲームをしている場合に、その逆となる結果も報告されているため、やはり限度を意識する必要はあると言えるでしょう。
遊びながら英語に触れられる
オンラインのネットゲームでは、国外のプレーヤーとプレイすることも可能です。そのためゲームをしながらネイティブスピーカーの英語を聞いたり、簡単な英話を話したりする場面も出てきます。相手とコミュニケーションをとりたい、もっとゲームを楽しみたいという気持ちから、自然に英語を覚えようとすることにもつながる可能性があります。
ゲームが子供に与える悪い影響とは?
ゲーム中心の生活になる
ゲームは、続けたくなるように作られています。そのため、子どもが自分で時間を区切って遊ぶことは、そう簡単なことではありません。
常にゲームに増えていると、ゲーム依存症になってしまうこともあります。
外で遊ばなくなる
家の中でテレビゲームやポータブルゲームばかりしていると、外で遊ぶ時間が減るため、結果的に運動不足になり、体力が低下する可能性があります。
幼少期にテレビを長時間見ていたことと小学校になってからの視力低下に、関連性があることがわかったという研究結果もあります。
視力が落ちる
テレビゲームに限らず、テレビやパソコン、スマホの画面を長時間見ていると、目が疲れて視力が低下する恐れもあります。特に、ポータブルゲームは近距離で画面をのぞくため、注意が必要です。
子供がゲームするときの注意点
前述のように、テレビゲームやポータブルゲームは、長い時間やりすぎると子供の成長に悪い影響を与えてしまう可能性もあるため、親がしっかりと注意を払うようにしましょう。
大人が近くで見守る
子供がゲームをするときは、できるだけ親が近くで見守ってあげてください。どんなゲームをやっているのか、何時頃から始めたか、といったことを確認しておきましょう。
時間を決める
日本小児科医会によると、「テレビゲームは1日30分までを目安」にするように提言されています。子供はゲームに夢中になると何時間でもやり続けてしまいます。
まだ時計が読めない子供には、「時計の長い針がここに来たら終わり」と言ったり、砂時計を使ったりして、終わりの時間を自分でカウントさせると効果的です。時計が読める子供には、何時までやってもいいのかを自分で判断させるようにしましょう。
時間の制限を設けることは、アナログタイプのゲームでも大切です。ボードゲームやカードゲームも、「あと1回」「あと1回」と言って何度もやりたがることがあります。「今日は何回まで」とママがしっかりルールを決めて、けじめをつけるようにしましょう。
ゲームのやりすぎと学力低下についての相関関係はある?
子どもがゲームに夢中になると学校の成績に影響が出るのでは、と心配する保護者は少なくありません。
独立行政法人経済産業研究所のプロジェクトチームの研究では、ゲームやテレビに1時間使うと男子で1.86分、女子で2.70分の勉強時間が減ったという結果が報告されており、テレビやゲームが勉強時間の減少に与える影響は、ほとんど無視できるほどに小さいと言われています。また、ゲームの時間を減らしたとしても勉強時間が増えるわけではない、ということも示されており、ゲームをすることそのものが直接学力の低下につながるとは言えないでしょう。
まとめ
ゲームが子供に与える影響としては、良い影響、悪い影響ありますが、適度にルールを決めて行うようにすると良いかと思います。
中でゲームをする時間、外で遊ぶ時間を分けてバランスよく行っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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