【子どもの病気】手足口病ってどんな病気?症状から予防法まで!

パパ育児

夏になると流行する「手足口病」。小さなお子さんを持つパパ、ママなら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

でも、「どんな病気なの?」「うちの子がなったらどうしよう」と不安に感じる方もいるはずです。

今回は、手足口病の症状から感染経路、そして何より大切な予防法まで、パパ、ママが知っておくべき情報についてお伝えします。

手足口病ってどんな病気?

手足口病は、その名の通り手、足、口の中に水ぶくれのような発疹ができるウイルス性の感染症です。特に2歳以下の乳幼児によく見られ、感染者の半分を占めると言われています。

保育園や幼稚園で流行しやすいのはなぜ?

手足口病は、保育園や幼稚園といった集団生活の場で一気に広がりやすいのが特徴です。子ども同士の密接な接触により、長時間一緒に過ごすことで、自然と接触機会が増えるため、流行しやすい状況です。

特に、夏場は手足口病が流行しやすい時期なので注意が必要です。

手足口病の感染経路は?

手足口病のウイルスは、主に以下の3つの経路で感染します。

  1. 飛沫感染:感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。
  2. 接触感染:ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることで感染します。便や水ぶくれの中にもウイルスがいるので、おむつ交換後や発疹に触れた後は特に注意が必要です。
  3. 糞口感染:感染者の便中に排出されたウイルスが口に入ることで感染します。

乳幼児は免疫力が未熟なため、初めてウイルスに感染すると発症しやすい傾向にあります。

手足口病の症状は?

手足口病に感染すると、3〜5日間の潜伏期間を経てから症状が現れることが多いです。

主な症状は次の通りです。

  • 口の中の発疹:2〜3mmの水ぶくれ状の赤い発疹ができます。これが破れると強い痛みを伴うことがあり、食欲不振や不機嫌の原因になることも。
  • 手や足の発疹:手のひらや足の裏にも同様の発疹が出現します。
  • 発熱:約1/3の子どもに発熱が見られますが、38度以下の微熱で2〜3日程度で治まることがほとんどです。

ほとんどの場合は数日で回復しますが、まれに髄膜炎や脳炎、心筋炎といった重い合併症を引き起こすことがあります。

もし、熱が下がらず水分も摂れない、ぐったりしているなどの症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

手足口病の治療法は?

残念ながら、手足口病には特効薬がありません。基本的には、自然に症状が治まるのを待つ対症療法が中心となります。

ただし、症状がつらい場合には以下のような治療が行われることがあります。

  • 解熱剤:発熱でつらそうな場合に処方されます。
  • 塗り薬:皮膚のかゆみが強い場合や、口の中の潰瘍による痛みがひどい場合に処方されることがあります。
  • 点滴:脱水症状を起こしている場合に、水分補給のために行われます。

「手足口病かな?」と思ったら、一度小児科を受診して診断してもらうと安心です。他の病気の可能性も考えられるため、自己判断せずに医師の指示を仰ぎましょう。

手足口病の予防法は?

手足口病にはワクチンがないため、予防接種で防ぐことはできません。

しかし、日常生活で少し意識するだけで、感染リスクをグッと下げることができます。

今すぐできる!手足口病の予防策

  1. 徹底した手洗い:これが一番重要です。石鹸やハンドソープを使って、指の間、爪の間、手首までしっかりと洗いましょう。特に、外出後、食事の前、おむつ交換後、鼻をかんだ後などは念入りに手洗いすることが大切です。
    • 【POINT!】 手足口病のウイルスは、治った後も2〜4週間程度は便の中に排出されます。そのため、症状が治まっても油断せず、大人も子どももこまめな手洗いを徹底しましょう。
  2. タオルの共用を避ける:家族であっても、タオルの共用は避けましょう。個別のタオルを用意し、こまめに洗濯することが大切です。保育園や幼稚園に通っているお子さんには、自分のタオルを使うように教えてあげてください。
  3. おむつ交換時の注意:おむつを交換する際は、使い捨ての手袋を使用し、汚れたおむつはビニール袋に入れてしっかり密封してから捨てましょう。その後も、石鹸で手洗いを忘れずに行ってください。
  4. こまめな換気:部屋の換気を定期的に行い、空気中のウイルス濃度を下げましょう。
  5. おもちゃや共有物の消毒:定期的に、子どもが触れるおもちゃやドアノブなどを消毒しましょう。

まとめ

手足口病は、かかってしまうと子どもがつらい思いをするだけでなく、家族にも感染が広がる可能性があります。

しかし、毎日のちょっとした心がけで、感染リスクを大幅に減らすことができます。

お子さんに手洗いやうがいの大切さを教えるのはもちろん、パパ、ママがお手本を見せながら、家族みんなで予防習慣を身につけていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました