育児をしてくれないパパに対してイライラするといった声を聞いたことあるかと思います。
そもそもなぜパパは育児をしないのか、子育てをしないパパに考えられる理由と、子育てを夫婦で一緒にするためにママができることを紹介したいと思います。
パパが育児しない理由
パパが育児をしない理由については様々ではあると思いますが、以下のような理由が考えられます。
男は働く、女は家事育児
育児を行わないパパは、そもそも育児は男性も行うものと思っていない可能性があります。
男性は仕事だけしてればいいという考え方が強く、子育てに参加しないのかもしれません。
自身の親が育児をしていない
パパ自身の記憶の中で父親に身の回りの世話をしてもらったことがないというケースも多いため、その場合は特に自分が父親になっても自ら子どもの世話をするというイメージが上手く持てない可能性は高いでしょう。
主従を決める男脳
男性の脳は、複数人で物事に取り組む際に、そのメンバーを「リーダー」と「それに従う者」に無意識のうちに分けて考えがちです。
夫が育児を主体的に行おうとせず、参加する際にも「手伝う」という言葉を使うことが多いのは、育児のリーダーはあくまでも妻であり、自分はそれに従う者であると認識しているからでしょう。
それによって妻より育児の知識・経験・技術のない自分がむやみに手を出し、子育てに悪影響を与えることを防いでいるという意識すらあるかもしれません。
育児はしたいけどやり方がわからない
本当は育児に参加したい、子供とたくさん関わりたいと思っているのに行動に移せないなどのパパもいます。
「以前失敗したからやりにいく」「子供と2人ででかけたいけどどこにいったらいいかわからない」など、パパも悩んでいる可能性もあります。
ママが一人で育児を行うリスク
育児ノイローゼ
育児ノイローゼは近年問題視されている育児疲れによる症状で、気分がふさいで元気が出ない精神面の不調から、実際に身体に不調をきたす体調面のダメージまで、女性の心身に様々な影響を及ぼします。
パパへの愛情の減少
育児によって過度のストレスがかかると、「どうして私ばっかりこんな大変な思いをしなければならないのか」「どうして夫婦なのに夫は何もしてくれないのか」とパパの無責任さや能天気な振舞いに対してイライラが募るようになります。
その結果パパへの愛情も次第に失われ、夫婦仲が冷めてしまうケースも多いのです。
子供とパパの間に距離ができる
妻だけが育児を担当し、夫は育児にノータッチという状況になると、子どもと父親の接点は限りなくゼロになってしまいます。
同じ空間にいるだけでも家族としての温もりは感じられるかもしれませんが、子どもにとってはやはり普段から自分の身の回りの世話を行ってくれるほうの親により強い親しみを感じるため、接点の少ない親に対してはどこかよそよそしくなってしまうでしょう。
パパに育児をしてもらう対処法
現状の家事育児の分担表を見せる
夫が育児に無関心なのは、「自分がやるまでもなく妻だけで十分まかなえている」という感覚がどこかにあることも理由のひとつかもしれません。
その場合、現状夫婦がそれぞれ担当している家事と育児の分担表を作成し、そこにどれだけ作業量の差があるかということを視覚で訴えてみるのが効果的です。
「子どもがパパと遊びたいと言っている」と誘う
育児に手を貸してくれない夫であっても、子どもを可愛く思う気持ちはさすがに持っているはずです。
ということで、「子どもがパパが良いと言っている」を切り札に育児に誘い込むのも有効な手段のひとつです。
子どもと夫を残して外出してしまう
少し荒療治になりますが、「私は出かけないといけない用事があるから、その間子どもをよろしくね」と言って、強制的に子どもと夫を2人きりにするというのもひとつの手です。
自分しか子どもの世話をする大人がいないという状況になれば、夫も腹をくくらざるを得ず、それと同時に普段みなさんが行っている育児の大変さを少しは実感してもらうこともできます。
まとめ
パパも子育てに関わることで少しずつ楽しくなってくるなどして育児に参加してくれるようになることもあるかと思います。人の意識を変えることはなかなか難しいことでもあると思いますが、親として2人で成長するために必要な経験と捉えてできることから試してみましょう。子供の成長を感じることができ、だんだんと楽しくなってくると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。