前回の投稿に引き続き、赤ちゃんがぐっすり眠るための寝かしつけ方についてです。
前回は、「幸福度」と「ねんねルーティン」でしたが、今回は「赤ちゃんの特性を知り」、パパ・ママが良かれと思って行っていた内容や、誤って認識していたことの誤解を解き、正しい知識を得ることで赤ちゃんのねんねトラブルを改善していく内容になります。ぜひ一緒に勉強して赤ちゃんのねんねトラブルを改善していきましょう。
この記事のまとめ
■1日の睡眠量と生活リズムを整え、夜の睡眠時にでる成長ホルモンの分泌を促しましょう!
■泣いたときはすぐに抱っこしない
泣いたときの対処法
①声であやす
②トントンであやす
③抱っこであやす
④授乳であやす
■昼夜の睡眠については、月齢によって部屋の明るさが異なります。
新生児~生後3ヶ月:生活音のある明るい部屋にて昼寝
生後3ヶ月以降:暗い部屋で昼寝
■昼寝をしすぎると夜寝なくなるは間違っており、活動時間をオーバーすることがないよう昼寝をさせることが大切です。
1日の合計睡眠量と生活リズムを意識しよう
1日の推奨睡眠時間は年齢別で異なります。各睡眠時間についてまとめた記事も以前投稿してますのでぜひ見てみてください!
年齢別の推奨睡眠時間は下記表のとおりです。
仕事の関係で、毎日同じ時間に寝ることが難しく、就寝時刻がずれてしまうことはあると思います。
就寝時刻が多少遅くなっても大丈夫です。(極端に23時、24時になるのは避けましょう)
年齢 | 推奨睡眠時間 |
---|---|
0~3ヶ月 | 14~17時間 |
4~11ヶ月 | 12~15時間 |
1~2歳 | 11~14時間 |
3~5歳 | 10~13時間 |
6~13歳 | 9~11時間 |
14~17歳 | 8~11時間 |
18~25歳 | 7~9時間 |
26~64歳 | 7~9時間 |
65歳以上 | 7~8時間 |
夜の睡眠が大切な理由
夜の睡眠が大切とよく聞きますが、大切な理由は「成長ホルモンが分泌されるため」です。
睡眠量が少ない寝不足状態だと、成長ホルモンの分泌量が減り身長を伸ばすことや代謝のコントロールする役割が不十分になる可能性もあります。
「量」だけではなく、「質」も大切です!深い睡眠時に成長ホルモンの70%~80%が分泌されます。量も多く分泌されるのは、最初に訪れる深い眠りのときです。
最初の深い睡眠がきちんととれるように、
□朝起きたら日光を浴びる
□就寝前は暗くし睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促す
などを意識して生活習慣と生活リズムを整えることが大切です。
泣いたときにはすぐに抱っこしない
赤ちゃんはお腹の中では一人で寝ていたので、実はどの子でも「一人で寝る力」はあります。
ただ、大人は赤ちゃんが泣いたら抱っこしなくてはいけないという誤解をしているケースもあります。赤ちゃんが泣きだしたらすぐにかけつけている方も多いかもしれないですが、その行為が実は起こしてしまっていることもあります。赤ちゃんが自力で寝るチャンスを奪わないように、3分ほどはじっくり様子を見てみることもオススメです!
赤ちゃんが泣いた際のオススメの対応
①声であやす
泣いたらすぐに抱っこせず、「パパ・ママはここにいるから大丈夫だよ」などと声をかけましょう。パパ、ママがそばにいなくても大丈夫です。パパやママの声だけでも安心して眠れるようにするためです。
②トントンであやす
おしりや背中などをトントンと優しく叩きながらあやしましょう。赤ちゃんが落ち着く場所ならどこでも大丈夫です。トントンされるのが嫌な子には無理してやらなくてOKです!
③抱っこであやす
ここで初めて抱っこします!抱っこした瞬間に泣きやみ、ニコッと笑った場合は甘え泣きの可能性があるため、声かけやトントンをもう少し続けましょう。
④授乳であやす
①〜③を試してダメだったときの最終手段です。泣きがおさまってきたら、完全に寝てしまう前に寝床に戻しましょう。授乳で寝ることを覚えてしまうと、赤ちゃんがそれでないと寝付けなくなってしまいます。
昼夜も暗い部屋のほうが眠りやすい!?
月齢によって昼寝の際の部屋の暗さについて異なります。
新生児〜生後3ヶ月頃まで
昼夜の区別がまだついていないため、生活音がある明るい部屋で昼寝がオススメ!
※生後6〜12週の赤ちゃんで、12時〜16時の間に光を浴びている赤ちゃんのほうが浴びていない赤ちゃんに比べて夜の睡眠が安定したという研究結果もあります。
生後3ヶ月以降
昼夜の区別がつくので、暗い部屋で昼寝がオススメです。
暗いほうがいい理由としては、皮膚には光を感知する受容体があり、光を見ることができるからです。
ごくわずかな光が当たっただけで体温と睡眠ホルモンのメラトニンの分泌に変化が生じるという研究結果が報告されてます。
昼寝をしすぎると夜寝なくなるは違っていた!
実は、昼寝をきちんととらないと活動時間がオーバーして疲れすぎてしまうことがあります。
疲れすぎるとストレスホルモンのコルチゾールが過剰に分泌され、夜上手く寝られない、寝ぐずりが起こります。また、脳が興奮した状態で寝るため夜泣きに繋がることもあります。
昼寝をあまりしてくれない場合の対処法としては3つ!
①朝日を浴びさせる
②適度な運動(刺激)
③疲れさせすぎない(活動時間の限界がくる前にお昼寝をさせましょう)
※活動時間についての記事は冒頭にも載せているこちらの記事を参考にしてみてください。
子供が夜しっかり寝てくれるようになるためには、昼寝の仕方や活動時間についても理解することが重要です。また、今まで大人たちが良しと思って行っていた行動には間違っている部分もあるので、ぜひこの機会に改めて知識をつけて子供の良質な睡眠につなげていきましょう!
今回参考にしている本はこちらになります。
マンガで書かれている部分もあるので、内容がスムーズに頭に入りやすくオススメです!!
下記URLより購入できるのでこれを機に買って読んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。