離乳食を頑張って作ったのに、赤ちゃんが下痢をすると心配になりますよね。「このまま離乳食を続けていいの?」「脱水が心配…」と不安になる気持ち、非常に分かります。
しかし、赤ちゃんの下痢は、意外とよくあることです。この記事では、離乳食中の赤ちゃんが下痢をした時の正しい対処法と、食事の注意点を解説していきます。
赤ちゃんの下痢、離乳食が原因ってホント?
「下痢の原因は離乳食?」そう思うこと、ありますよね。特に離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)になると、固形物や食材の種類が増えるので、下痢や便秘になりやすいんです。
もし赤ちゃんが下痢をしたら、まず以下の2点をチェックしてみてください。
- 新しく食べ始めた食材はないか?
- 特定の食材を食べた時にだけ下痢をしていないか?
もし嘔吐や血便、盛り上がった発疹を伴う場合は、食物アレルギーの可能性も。新しい食材をあげる時は、便の変化に注意して、記録をつけておくと安心です。
また、ぐったりして発熱や嘔吐を伴う場合は、ウイルスや細菌感染による病気の可能性が高いです。その場合は、すぐに病院を受診しましょう。
こんな便が出たら要注意!すぐに病院へ行くべきケース
「少し水っぽいだけなら大丈夫かな?」と迷うこともありますよね。でも、以下のような便が出た場合は、迷わず病院を受診してください。
- 血が混じっている
- 黄色の粘液が混じっている
- 白色をしている
診察をスムーズにするためにも、直前にどんな離乳食をあげたか、メモしてお医者さんに伝えるようにしましょう。
普段より水っぽくても、赤ちゃんが元気で食欲があるなら、しばらく様子を見ても大丈夫ですよ。
赤ちゃんが下痢の時、離乳食はどうする?
下痢の時に食べさせても大丈夫なのか、一番気になるところですよね。
もし離乳食が原因で下痢をしていると考えられる場合は、新しく食べさせた食材は一時的にお休みしましょう。食欲があるなら、食べ慣れた消化に良い食材に戻してあげてください。
下痢がひどい時は無理させない!
もし下痢がひどくて、赤ちゃんが食事を摂る気力さえなさそうなら、無理に離乳食を食べさせる必要はありません。
それよりも大切なのは、水分と塩分の補給です。
- 母乳やミルク
- 赤ちゃん用の経口補水液
- 薄めた麦茶
などをこまめに与え、脱水症状にならないように気をつけてあげましょう。
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もし同じ食材を与えて明らかに下痢を繰り返すようなら、消化管アレルギーや食物アレルギーの可能性もあります。早めにかかりつけの小児科医に相談してくださいね。
下痢の時の離乳食、ココに注意!
赤ちゃんが下痢になった時は、腸などの消化器官がとても敏感になっています。以下のポイントを参考に、離乳食を調整してあげましょう。
1. 消化しやすいものを温かく
基本的には、普段通りの量で良いですが、消化に負担をかけないよう、普段よりも柔らかく調理してあげましょう。量は少し減らしてお腹に負担をかけないようにしてくださいね。
【下痢の時の食事・食材例】
下痢の状態 | おすすめの食事・食材 |
---|---|
激しい下痢(水様便) | 湯冷まし、薄めた麦茶、スープ、経口補水液 |
水っぽい下痢が少し固形になってきた時 | おかゆ(全粥~7分粥)、パン粥、柔らかく煮たうどん、すりおろしりんご |
少しゆるい程度の便 | いつもより柔らかく煮た野菜(にんじん、かぼちゃなど)、白身魚、鶏ささみ |
2. 避けた方がいい食材リスト
腸に負担をかける食材は、一時的にお休みしましょう。
- 脂肪の多いもの:脂肪が多い肉や魚、バター、卵、揚げ物
- 繊維質の多いもの:バナナ、イモ類、海藻類、豆類、きのこ類
- 砂糖分の多いもの:ジュース、甘い果物、ヨーグルト(プレーン以外)
- 乳製品:牛乳、チーズなど(乳糖不耐症の可能性も考慮)
特に、ヨーグルトは腸に良いイメージがありますが、下痢の時は乳糖が負担になることがあるので、プレーンでも避けた方が無難な場合もあります。
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下痢の時は赤ちゃんの「機嫌」も要チェック!
赤ちゃんの便の状態は、体調の変化を知る重要なサインです。でも、赤ちゃんの機嫌の良し悪しも、体調の程度を知る大切な目安になります。
- 「いつもと違うな」
- 「不機嫌な状態が続いているな」
と感じたら、体調の変化に注意してあげましょう。
病院に行く時は「これ」を持って行くとスムーズ!
もし病院を受診することになったら、以下のものを持参すると診察がスムーズに進みます。
- 直前に与えた離乳食のメモ
- 下痢をした時のおむつ(写真でもOK!)
- 飲んだ水分の量と下痢の回数を記録したメモ
これらを伝えると、お医者さんも赤ちゃんの状態をより正確に把握しやすくなります。
まとめ
離乳食中の赤ちゃんの下痢は、パパ、ママにとって心配の種ですよね。でも、慌てずに適切な対処をすれば大丈夫です。
- 水分補給をこまめに
- 消化に良いものを温かく
- 必要であれば医療機関を受診
この3つのポイントを忘れずに、赤ちゃんの回復をサポートしてあげてください。そして、頑張っているパパ、ママ自身も、無理せず頼れるサービスなどを活用しながら、この時期を乗り越えていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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